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ワークライフブレンドを実現するオンライン仕事術

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株式会社ニット小澤さんによる、自社のフルリモートで組織を運営の知見をまとめた連載【活躍し続けられる組織をつくる】。第9回目の連載は「ワークライフブレンドを実現するオンライン仕事術」です。

副業、パラレルワークなど働き方が多様化する今、生活の中にどのようにワークを組み込むかは個人で全く異なる時代です。特に、リモートワークが増えたことで 働きながら育児をするワーママの仕事のスタイルにも変化が訪れています。

今回は、コロナ禍以前からフルリモートの勤務体制をとっている株式会社ニット小澤氏による、「あらゆるライフステージで活きるオンライン仕事術」をお送りします。

活躍し続けられる組織をつくるシリーズ
Vo.1:企業存続のカギを握るテレワークの未来
Vo.2:オンラインマネジメントで強い組織をつくる方法
Vo.3:オフィスの存在意義
Vo.4:最強のチームを創る!ワークシェアリングの体制構築のポイント
Vo.5:チャットやメールで意識すべきテキストコミュニケーション
Vo.6:「テレワークうつ」のその先にある『サイレントうつ』を未然に防ぐ方法
Vo.7:4月からの新人育成は大丈夫?成長フェーズに応じた目標設定がカギ!
Vo.8:デジタルデトックスとワーケーションで組織に向き合う働き方提案

プライベートと仕事の境界線が混ざる「ワークライフブレンド」

新型コロナウィルスの終息が見えず、引き続きテレワークを行っている企業も多いのではないでしょうか。これから先、プライベートと仕事の両方が尊重され、場所や時間に縛られることなく、働ける環境というものが、どんどん整備されていくと思います。

これまでは、「ワークライフバランス」と言われていたように、ワークとライフがバランスよく保たれている状態が良いとされてきました。

しかし、最近では、ワークとライフが交じりあうブレンドの状態になりつつある、「ワークライフブレンド」が良いのではないかと当社は考えています。

在宅勤務をはじめ、副業や複業のパラレルワークなど新しい働き方が増えてきているため、自分の生活の中に仕事をどのように組み込んでいくかを考えていく必要があります。

たとえばあるニットのワーママの1日のスケジュールを見てみましょう。

このようにワークとライフが混ざりあった生活をされていますよね。テレワークが推奨されていく中、これからはこのようなブレンドした働き方が増えてくると思います。

リモートワークになるとワーママの働き方は特に変わってきます。男性の家事育児への取り組みが増えてきている中、まだまだ「家事は女性」という概念が強いのではないでしょうか。

今回はワーママを例に記載しましたが、男性も在宅勤務の方が増えているため、夫婦で分担してこのような働き方が増えてくると良いなと思っています。

しかし、リモートワークは業種、創業からの年次、従業員規模、文化など様々な特徴によって、向き不向きがあります。リモートワークは自分らしい働き方をするための手段にすぎません。

会議がない日や子どもの体調が悪い時はリモートワーク、誰かと話したり、商談をするときは出社など、その日の状況で仕事のスタイルを決めていくということができると良いのではと思っています。

きっと皆さんにもリモートワークから見えてきた自分らしいワークライフブレンドがあるのではないでしょうか。

企業は働く女性のサポートに力を入れる必要がある

ワークライフブレンドを考える際に働く母、いわゆるワーママという言葉は切っても切り離せないものだと思います。

近年、「ワーママ」という言葉が普及し、結婚・出産後も働き続ける選択をしている女性が増えてきています。

2017年の調査では18歳未満の子をもつ母親は「仕事あり」が70.8%いることがわかりました。高齢化社会が進むにつれ、労働人口の確保は社会課題です。従業員が働きやすくするために企業側が制度を整備したり、世の中の情勢に合わせて柔軟に変化していく必要があると私は考えています。

特に女性は結婚・出産などのライフステージごとに環境が大きく変わるため、企業側のサポートが大切になってきます。

キャリアを断絶させないために、女性が働き続けられる環境を整えていく必要があります。

しかし、株式会社fruorの調査によると、復職時に会社と面談している人が7割いるにも関わらずキャリアや展望が描けていない人が6割、また復職時の悩みを打ち明けてない人が5割以上いることがわかりました。その理由で一番多かったのは「子育て中である事情を考えると我慢すべきものだと思った」というものです。

出典:管理職必読!育休復職者が抱える働き方やキャリアに関する悩みや不満

私はマネジメントする中で多くの子育て中の方とお話ししてきました。その中で「子どもの急な発熱や、保護者会など様々な理由で早退や欠席をすることがあり、周りに迷惑をかけてはいけない。仕事の悩みや辛さは自分で乗り越えなければいけない」と思っている方が多かったのが印象的です。

企業としては働く女性のサポートやフォローをし、雇用の確保をする必要があるといえます。また、日々の業務ではマネージャーなどの管理職の方の接し方も働きやすさに影響があります。

あらゆるライフステージで活きる、オンライン仕事術

上記で記載した通り、復職時に悩みがあるワーママは多いようです。今回は、出産・育児・介護などのあらゆるライフステージでも対応できるようなオンライン仕事術をご紹介します。

こういったノウハウはワーママだけに焦点が当てられがちですが、男女ともにこれを行うことで有事の際にも滞ることなく、業務を進めることができると考えています。

①自分のタスクを可視化・共有

急に休まなければならない時、今どんな業務を抱えていて、いつまでにそれを行わなければいけないのかをチームメンバーに伝える必要があります。日頃からタスクをまとめ、共有しておくことで引継ぎをスムーズに行うことができます。

また、業務量を可視化しておくことで、マネージャーも「最近業務多いようだけど、大丈夫かな?」など気にかけるきっかけになります。

②スケジュール公開

事前に有給や早退の日を公開しておくことで、マネージャーやメンバーが業務を依頼するタイミングを調整しやすい環境つくりに繋がります。

また、特にマネージャーは休みの日を事前に決め、公開することでメンバーが休みやすい雰囲気作りに努めましょう。

③締め切りより前倒しして納品

「明日締め切りだから、明日仕上げよう」と思っていた矢先に子どもが熱を出したり、具合が悪くなることも多いでしょう。締め切りより前倒しして納品することを常に心掛け、スケジュールに余裕を持ちましょう。

また、早めに納品することで受け取り側からの信頼が増します。このような早めの納品の積み重ねで、本当に納品が厳しい際にも快く期限の延期を引き受けてくれることもあります。

④データは全てクラウドへ

デスクトップなどのローカルにデータをおかず、基本的にはクラウドへおきましょう。急に休まなければならなかった際に引継ぎがスムーズです。また、他の人の制作物などをクラウドにおくことで、新しい発見や学びにも繋がります。

当社は「ワークシェアリング」という形をとっており、チームの一人に何かあった際にも他のチームメンバーでフォローができます。また、業務内容はマニュアル等で可視化しているため、誰でも業務ができるように標準化しています。

企業は組織体制を考える上で「ワークシェアリング」という手法をとるのも1つの手だと思います。

詳しくは下記記事をご覧ください。

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最強のチームを創る!ワークシェアリングの体制構築のポイント

働きやすい環境はみんなが与えられるべき

出産・育児・介護などのあらゆるライフステージにおいて「女性だけが負担を強いられる」という概念が日本では根強いと感じています。本来は働きやすい環境は男女関係なく与えられるべきだと私は考えています。そして社員全員で組織や文化を創り上げることで、雇用の確保はもちろん、企業ブランディングにつながり、企業の利益につながるのではないでしょうか。

ただ、現在は女性の方がライフステージの変化が働くことへの負担になっていることも事実だと思います。そのため、企業側は女性を中心にケアしつつ、そこから男性や既婚・未婚関係なく従業員全体にサポートが広がっていけば良いなと考えています。

執筆者 Writer

おかんの給湯室編集部

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