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組織開発

5分でわかる心理的安全性|事例・サービス紹介あり

組織開発


心理的安全性とは端的にいえば「メンバー一人ひとりが安心して、自分が自分らしくそのチームで働ける」ということ。また「自分らしく働くそのチームで働ける」とは「安心してなんでも言い合えるチーム」ということです。

「心理的安全性って言葉、最近HR界隈で聞くようになったけど、具体的には一体どんなものなんだろう??」

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”okanchan2.jpg” name=”おかんチャン”]そんなあなたのために、心理的安全性について、解説しますよ![/speech_bubble]

この記事は、最近日本のHR界隈で聞かれるようになった「心理的安全性」について解説する記事です。朝日新聞出版の「世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法 」という本がきっかけとなり、2018年に広まった「心理的安全性」という言葉。

この記事では具体的に、下記のようなことまでお伝えしている点が他記事との違いです。

・心理的安全性による3つの効果
・心理的安全性を高める4つの方法
・心理的安全性を高めるサービスを4つ紹介
・心理的安全性の成功事例

本記事を読むことによって、企業の生産性向上・働き方改革・企業の内外からの魅力アップするヒントを見つけ、人事・労務・総務担当としてレベルを一段アップさせましょう!

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心理的安全性とは?

心理的安全性とは端的にいえば「メンバー一人ひとりが安心して、自分が自分らしくそのチームで働ける」ということ。また「自分らしく働くそのチームで働ける」とは「安心してなんでも言い合えるチーム」ということです。

これは「世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法 (朝日新聞出版)」(以下、書籍:世界最高のチーム)に書かれていることです。この本の著者のピョートル・フェリクス・グジバチ氏は現在プロノイア・グループとモティファイという2社の会社を経営していますが、Googleでの勤務経験があります。そのピョートル氏が、2018年に出版した書籍にこのように書かれているのです。

心理的安全性による効果

先ほど心理的安全性は「メンバー一人ひとりが安心して、自分が自分らしくそのチームで働ける」ということだとお伝えしました。ではその心理的安全性による効果にはどのようなものがあるでしょうか? 「書籍:世界最高のチーム」には下記の3つの効果があることが書かれていました。

・チームメンバーがフロー状態になりパフォーマンスが上がる
・イノベーションや改善が生まれる
・質の高いエンプロイー・エクスペリエンスの提供に繋がる

チームメンバーがフロー状態になりパフォーマンスが上がる

心理的安全性が高くなると、メンバーにフロー状態が生まれます。「フロー」とは簡単にいうと「夢中になる」ことです。フロー状態では、ドーパミンやエンドルフィンなどの神経伝達物質の分泌が増え、幸福感が高まりストレスも下がるともいわれています。

心理的安全性が高まることによって、メンバー一人一人が仕事に落ち着いて集中し、かつ楽しく働けるようになるのです。なので、マネジャーの役割は「メンバーのフロー時間を伸ばすこと」ともいえるわけですね。

イノベーションや改善が生まれる

チームに心理的安全性があれば、イノベーションや革新的な改善が生まれます。その理由は心理的安全性があることによって、マネジャーないしメンバーが同じチームメンバーに対して「建設的な挑発」ができるようになるからです。

「建設的な挑発」とは人の心を強く刺激し、気持ちを湧き立たせるような言葉です。時に厳しく、時に常識を逸脱したようなアイデアです。もしチームに心理的安全性がなければ「こんなことを言っても意味がない」「こんなことを言っても面倒なことになるだけだから言わない」とチームメンバーは思い、発言することをやめてしまいます。こうなってしまっては、イノベーションや改善は生まれません。したがって、心理的安全性は革新を起こすために、必要不可欠なのです。

質の高いエンプロイー・エクスペリエンスの提供に繋がる

心理的安全性を高めるということは、質の高いエンプロイー・エクスペリエンスの提供と繋がります。

エンプロイー・エクスペリエンスは最近になって人事領域で流行していますが、簡単にいうと、従業員が入社から引退するまで、どういうことを会社の中で体験しているのかということ。そのプロセスを全般的に見て、いかに大事な瞬間、最適な経験を作っていくかという考え方です。トップダウンの人事とは真逆です。

【参考】5分でわかるエンプロイー・エクスペリエンス|事例・サービス紹介

心理的安全性を高める方法

前の章で心理的安全性による効果を見てきました。ではいったいどのようにすれば心理的安全性を高めることができるでしょうか? 心理的安全性を高める方法として、下記の4つの方法が「書籍:世界最高のチーム」で紹介されていました。

・1on1
・OKR
・ピアボーナス
・雑談

1on1で心理的安全性を高める

正しい1on1ミーティングを行うことで心理的安全性を高めることができます。正しい1on1とは、マネジャーがカウンセラーのような役割を果たし、仕事の悩みや時にはプライベートな悩みを聞いてあげること。決してタスク(作業)を管理するための打ち合わせではないということです。

メンバーは何かプライベートな問題を抱えていると、仕事のパフォーマンスが落ちてしまうというのはよくあります。しかしなかなかプライベートな問題は他人、特に上司には言い出せないものです。でもそんなプライベートな問題までも上司に話せるということは、よほどメンバーの心理的安全性が高いということになります。そう思いませんか?

心理的安全性が高いとチームも高い成果を上げられるようになります。もし、あなたがタスクの管理だけの打ち合わせだけをしていたとしたら、プライベートなことを聞いてあげる時間など増やしてみてはいかがでしょうか?

【参考】1on1ミーティングの効果を最大限に!押さえておくべきポイント

良いOKRで各メンバーの正しい自発性を高める

OKRは英語のObjective and Key Resultの頭文字を取ったものです。目標設定で活用され、Objective(目標)に対して必要なKey Result(目標を達成するために得るべき結果)を設定します。よいOKRは、経営トップが設定している大きなミッションと密接に繋がります。ミッションに対して各メンバーが自発的にゴールを設定する。これが良いOKRです。

マネジャーは先ほどでてきた1on1などでメンバーのOKRが会社のミッションやビジョン、ビジネスモデルとどのように繋がっているか、それを達成するために本当に意味があるのかなどを確認する必要があります。

【参考】OKRとは?新しい手法で叶えるエンゲージメント向上と目標達成

ピアボーナスで心理的安全性を高める

グーグルにはピアボーナスという仕組みがあり、心理的安全性を高めるものとなっています。ピアボーナスとはピア(同僚)に対してボーナスをあげられるという制度です。グーグルでは社員一人ひとりに約1万5,000円の決裁権が与えられており、この人にボーナスをあげたいと思った時にいつでもシステム、に相手の名前とその理由を入力できるようになっているそうです。

【参考】Uniposで注目!新しい報酬『ピアボーナス』の注目サービス・ツールを紹介

雑談で心理的安全性を高める

チームのパフォーマンスを上げるためには、雑談が大事です。「え、ほんと?」と思われるかもしれませんね。ある日本の大手広告代理店で、パフォーマンスを出しているチームとそうでもないチームを比較するプチ研究が行われたそうです。その結果、パフォーマンスを出していないチームは仕事の話ばかりしていて、パフォーマンスを出しているチームは雑談ばかりしている、という会話内容の違いが見つかったそうです。

要するに、大事なことは「良質なコミュニケーション・会話」を積み重ねるということだと思います。でもこのように雑談ができる関係性でいられるというのは、心理的安全性が高いということでもあるというのはなんとなく納得できるのではないでしょうか?

【参考】5分でわかる社内コミュニケーション改善|施策・ツール・事例は?

心理的安全性を高めるサービス紹介

先ほど心理的安全性を高める方法を4つ紹介しました。それぞれを高めるようなサービスにはどのようなものがありますでしょうか? おかんの給湯室メンバーが調べてみました。

・Unipos(ピアボーナスサポートツール)
・HRBrain(OKR運用サポートツール)
・1on1navi(1on1サポートツール)
・オフィスおかん(エンプロイー・エクスペリエンスサポートツール)

Unipos(ピアボーナスサポートツール)

参照:共に働く仲間と送り合う新しい成果給「Unipos」

Uniposは、従業員同士が少額の成果給を送りあえるサービス。従業員は、リアルタイムで誰に対して成果給を送ることができます。アドテク企業「fringe81」が2017年6月に開始したサービスで、TABI LABOやRetty、mercariなどの企業でも導入しています。

Uniposの特徴は、評価はタイムラインで共有され、他の従業員がそれに対して「拍手」というアクションをとれるところです。評価が全社に共有されることで、評価された社員のモチベーションアップにつながるだけでなく、企業の評価指針を明確にすることもできます。

Uniposは、部署単位で導入することも可能です。「まずは部署でお試しに」という使い方ができるのは便利ですね。

【参考】Uniposで注目!新しい報酬『ピアボーナス』の注目サービス・ツールを紹介

HRBrain(OKR運用サポートツール)

参照:HRBrain | 人事評価クラウド

HRBrainは、企業で広く用いられている目標シートの記入から人事担当者による評価管理までをクラウドで一元化します。それによって、評価業務を効率化し、蓄積されていくデータを元に効果的な人事戦略を可能にしていくタレントマネジメントサービスです。

HRBrainではOKRのテンプレートを完備しているので、すぐに運用を開始できます。OKRの運用では、設定した目標を共有することが推奨されていますが、HRBrainであれば、シンプルな操作で共有設定が可能です。

1on1navi(1on1サポートツール)

参照:1on1navi

株式会社アジャイルHRが提供する1on1サポートツール。上司と部下の頻繁な対話である1on1を中心としたアジャイルな(機敏な)パフォーマンスマネジメントを支援するためのスマートフォンアプリ「1on1navi」。

多くの企業では目標管理・評価制度に基づいて、半期に1度、上司と部下による面談が行われていますが、多くの場合、面談が個人のパフォーマンス向上に役立っていません。このような状態では部下のモチベーションが高まらず、イノベーションも起こりにくいです。

1on1naviはHRテクノロジーを活用して、上司と部下の対面での1on1がより効果的・効率的に行えることを支援すると同時に、1on1以外の時間もオンラインで支援することによって、リアルタイムでのパフォーマンスマネジメントを可能にします。

オフィスおかん(エンプロイー・エクスペリエンスサポートツール)

オフィスおかんは“初期費用0″で手軽に始められる新しい食の福利厚生サービスとして注目を集めています。

お惣菜を陳列する自動販売機と、お皿やお箸などが入った専用ボックスなど食事をするために必要なものがそろっているので、24時間いつでも好きな時に好きな量を1品100円という手軽な値段で食べることができます。

<参考記事>オフィスおかんって?オフィスおかんの評判・料金・提供エリアは?導入事例や効果を徹底解説

株式会社おかんはエンプロイー・エクスペリエンスを企業として高め、また、その考え方を日本で広げる取り組みをしています。そんな当社のエンプロイー・エクスペリエンス向上のためのサービスとなっています。

【参考】5分でわかるエンプロイー・エクスペリエンス|事例・サービス紹介

 

オフィスおかんの利用エリアは全国。現在3〜5,000人超の従業員規模、1,200社が利用しています。

心理的安全性の成功事例

それではここで心理的安全性の成功事例をご紹介します。

メルチップ(メルカリ)

参照:株式会社メルカリ

心理的安全性の成功事例としてご紹介するのは株式会社メルカリのピアボーナス制度mertip (メルチップ)です。メルカリは多くの方がご存知のフリマアプリを展開しています。そのメルカリの「はたらく」を伝えるメディア、メルカンに紹介されていました。

引用:メルカリの「はたらく」を伝えるメルカン

mertip(メルチップ)は、スタッフ同士でリアルタイムに感謝、賞賛し合うと同時に、インセンティブとして一定額の金額を贈り合えるピアボーナスの仕組みです。ちなみにこの仕組みは先ほどご紹介したUniposというサービスを使っています。

mertip(メルチップ)を導入することによって、拠点を超えてもっと気軽に、リアルタイムに賞賛し合える会社になろうという点から導入が行われたとのこと。

社内では下記のような声があり、導入の効果は上々のようです。

・目に見えた感謝ができるので、他拠点や他部署との調整のハードルが下がる気がする
・相互に御礼をカジュアルに言いやすい環境になった&そのためにお互いに「仕事をみてくれている」感を感じやすくなった印象です

引用:メルカリの「はたらく」を伝えるメルカン

グーグルが明らかにした「生産性の高いチームの5つの特性」

最後に、グーグルが明らかにした「生産性の高いチームの5つの特性」をご紹介します。

・チームの「心理的安全性」が高いこと
・チームに対する「信頼性」が高いこと
・チームの「構造」が「明瞭」であること
・チームの仕事に「意味」を見出していること
・チームの仕事が社会に対して「影響」をもたらすと考えていること

この5つが「チームづくり」にとって根本的に大事なことだとグーグルは結論づけています。

そして、その中でも一番大事なことが「心理的安全性」です。「心理的安全性」は他の4つの特性の土台になっています。そもそもメンバーが「心理的安全性」を感じていなければ、チームを信頼することはできないし、目標や計画が明確であっても、仕事に意味を見出すことができず、社会的なインパクトを考えることもできないからです。

「心理的安全性」があれば、メンバーを信頼できるようになって、尊重できるようになり、結果として「生産性の高いチーム」へと繋がるのです。

まとめ

本記事では、心理的安全性について具体的に「効果」や「高め方」「事例」「サービス」などをお伝えしてきました。最後にご紹介しました通り、心理的安全性があるということは生産性の高いチームを作る上での土台となります。心理的安全性とは一言でいってしまえば「良質なコミュニケーション」をとるという単純なことかもしれません。

しかしこれがまた簡単なようで難しい。ですが、今回のこの記事を参考にしていただくことによって、全世界のお手本となっているグーグルのように働きがいのある企業風土ができあがる可能性は大いにあるはずです。ぜひ一歩踏み出してみてください。

本記事が、あなたとあなたの会社で働く従業員、そして、企業で働く全ての人のライフスタイルが豊かになるように、お役に立てば幸いです。

【参考書籍】「世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法 (朝日新聞出版)」

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Writer 執筆者

おかんの給湯室編集部

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