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プレミアムフライデーの事例から学ぶ!豊かな生活と働き方改革の取組みとは

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プレミアムフライデーは月末の金曜日に仕事を早めに切り上げ、趣味や余暇などの自分のために過ごす時間を増やそうとする制度です。たとえば、余裕のできた時間で買い物をしたり、ゆっくりと食事をしたりするのも良いでしょう。今回の記事では、プレミアムフライデーの定義や目的、企業に導入する際に失敗しないための取り組み事例などを紹介します。

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プレミアムフライデー制度とは

プレミアムフライデー制度とは、経済産業省と財界が主導し、2017年から始まった制度です。この制度が始まったときはテレビなどのメディアで積極的に取り上げられ、世間でも大きな話題となりました。プレミアムフライデーが注目を集めた背景には、早帰りというコンセプトが時代の流れに合っていたためと考えられるでしょう。たとえば、企業の中にはプレミアムフライデーをきっかけにして、フレックスタイム制の導入や就業時間の繰り上げを行ったところもあるのです。

現代は働き方に対する多様なニーズがありますが、その改革の一つとして、プレミアムフライデーは企業にも取り組みやすい内容となっています。実際、各企業が工夫を凝らして、プレミアムフライデーに合わせたさまざまな特徴のある働き方改革を行っているのです。

参考:
【premium-friday】プレミアムフライデーとは
【premium-friday】企業における「働き方改革」の検討状況に関する実態調査

関連記事:
働き方改革とは?成功事例からみる成功に導くためのポイントを解説 | おかんの給湯室

プレミアムフライデーの目的とは

プレミアムフライデーの主な目的は、個人が楽しみや幸せを感じられる時間を創出することです。その結果として、充実感や満足感を実感できる生活スタイルを実現することが期待されています。また、地域等のコミュニティ機能強化や一体感の醸成につながることも同様に期待されています。さらに、余裕のある時間が増えることで、最終的にはデフレ的傾向を変えるきっかけになることも期待されているのです。

このようなプレミアムフライデーの具体的な活用事例として、プレ金大学の開校も注目されています。プレ金大学とは、月末金曜日の余裕ある時間帯を利用して、さまざまな講義などを提供していく試みです。たとえば、働き方やAIなどの未来の社会について学ぶことができます。また、講義を通して自分自身を磨いたり、地域を盛り上げるワークショップに参加したりすることも可能です。この他にも、ボランティア活動を学べるものもあるので、自分自身の好みに応じて利用することができます。

参考:
【経済産業省】プレミアムフライデー 月末金曜、豊かに過ごそう
【premium-friday】プレ金大学、開校。

プレミアムフライデーの現状

ここでは、プレミアムフライデーに関する意識調査から、プレミアムフライデーの現状について紹介します。

プレミアムフライデーの認知度は

新しい制度が始まっても、認知度が低ければ普及しづらくなります。最初に多くの人に注目してもらうことが、世の中に新しい制度を浸透させるためには必要です。そのような観点でいえば、プレミアムフライデーは成功したといって良いでしょう。制度が始まってから2年経った時点での意識調査で、91.8%の人がプレミアムフライデーを知っていると回答したからです。この数字は、認知度としては高いといえます。これだけ多くの人に制度が認知された背景には、スタート前から報道などで積極的に取り上げられた効果と考えられます。つまり、新聞やテレビなどのメディアを通して知った人が多く、その報道が多くの人の印象に残っているということです。

プレミアムフライデーの実施率は

圧倒的な認知度を誇るプレミアムフライデーですが、実際に制度が導入された企業は限定的になります。具体的には、勤務先でプレミアムフライデーが実施されたかどうかの意識調査で「はい」と回答した人は10.7%にとどまったのです。認知度は90%を超えているのに、実際に制度導入している企業が10.7%しかいないというのは、両方の間で大きな開きがあるといえます。このような結果になってしまう大きな原因としては、プレミアムフライデー制度を導入できる企業は特定の形態に限られているからです。

実際に調査結果では、プレミアムフライデーを積極的に導入している企業は従業員50人以下のスタートアップか、500以上の大手企業に偏っていました。スタートアップは組織そのものが小さいので新しい制度にも柔軟に対応しやすく、大手企業は新しい制度に対応する余裕があるために積極的に取り入れたと考えられます。そして、それ以外の企業は導入を躊躇しているのが現状です。

取り組み事例|ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社は、働き方改革に積極的な企業の一つです。たとえば、働く時間や場所の制約を取り除き、柔軟な働き方で生産性を上げることを目指しています。また、その結果として生まれた時間に対して、支援金も給付しているのです。プレミアムフライデーについても同様に取り組んでおり、柔軟な人事制度の数々がその仕組みを支えているのです。

1万人規模でスーパーフレックス制度を導入

フレックスタイム制度は会社があらかじめ決めた時間にとらわれず、ある程度個人の裁量で自由に始業時間や終業時刻を決めることができる働き方です。ただ、通常のフレックスタイムにはコアタイムが設定されているなど、多少の制限もあるのが普通です。ソフトバンク株式会社はフレックスタイム制からコアタイムを撤廃し、スーパーフレックス制度を導入しています。そのため、従業員は業務状況に応じて、始業時間や終業時刻を日単位で変更することが可能となりました。このような制度を取り入れることで効率的な時間帯での業務が行え、成果の最大化を図ることができるのです。また、制度の対象となる社員も多く、その数は約1万人と発表されています。

在宅勤務制度を拡充・拡大

在宅勤務制度はその名の通り、会社に出勤しない在宅での勤務を可能とする制度です。メディアなどで紹介されるときはテレワークとも呼ばれ、世の中の関心も高まっています。ソフトバンク株式会社の取り組みでは、育児や介護が必要な状況などの要件を満たした従業員に対して、在宅勤務制度利用を認めています。また、これまでは利用に制限の多かった在宅勤務制度を見直し、対象となる従業員の範囲拡大も行っています。その一環として、現在は在宅勤務可能な回数も増加させています。さらに、在宅勤務のノウハウが蓄積されることを見込んで、将来的には全社への拡大も目指しています。

「Smart & Fun! 支援金」を全正社員に給付

「Smart & Fun!支援金」は業務効率化から創出した時間に対し、自己成長機会に投資するための資金として毎月1万円を支給する制度です。つまり、ソフトバンク株式会社の正社員は全員、給与とは別に無条件で毎月1万円がもらえるということです。この1万円を何に使うのかは個人の自由ですが、会社側の考えに照らし合わせれば、仕事に関する書籍購入や有料セミナー参加などが望まれています。また、直接仕事に関係なくても、自己の成長を促せるようなものなら有効な使い方といえます。

プレミアムフライデーを全社で実施できるよう人事制度を整備

ソフトバンク株式会社はプレミアムフライデーに賛同しており、積極的に実施している企業です。過去にはプレミアムフライデーを行えるように、毎月末の最終金曜日の午後3時を退社時間とする人事制度を実施しました。その結果、一部ではなく全社でプレミアムフライデーに取り組むことが可能になっています。対象者の数でいうと約1万6000人ということからも、その規模の大きさが分かるでしょう。このような取り組みは従業員のモチベーションと満足度を高め、会社としても生産性アップにつながることが期待できます。

取り組み事例|株式会社ヤッホーブルーイング

株式会社ヤッホーブルーイングは、日本を代表するクラフトビールメーカーです。この株式会社ヤッホーブルーイングも働き方改革を積極的に行い、自分らしい働き方に積極的に取り組んでいる企業として知られています。具体的には、早く帰れる日は自分の判断で帰宅し、仕事以外の時間も充実して過ごすことを社内方針として推奨しています。そして、それを実際に実現しているのです。また、自分らしい働き方を推奨する取り組みとして、定時退社協会を立ち上げていることもユニークです。

この協会は定時退社のメリットを、個人と会社の両方の視点から考えることを目的としています。たとえば、プレミアムフライデーに限らず早く帰れる日はすぐに帰宅し、クラフトビールを楽しむなどはその一例です。さらに、それだけではなく、新幹線などの長距離移動時間も仕事をすれば、勤務時間に加算できるという取り組みも行っています。そのため、仮に新幹線で30分間仕事をしたら、会社では30分早く退社できるようになるのです。

取り組み事例|静岡市

静岡市は、官民一体となってプレミアムフライデー推進に力を入れている市として知られています。その取り組みをいくつか見てみましょう。

プレミアムフライデー協力宣言書で働き方改革を推進

静岡市では、プレミアムフライデー協力宣言書を活用して参画企業を紹介するなど、専用のホームページから積極的に情報発信して推進を行っています。この宣言書に賛同して参画する企業は静岡県全体で500社を超え、大きな盛り上がりを見せているのです。プレミアムフライデーに関する環境づくりは個々の企業によって変わってきますが、たとえば、月末金曜日は定時退社を徹底したり、有給休暇の積極的な取得を促したりしています。

具体的な事例としては、あるソフトウェア関連企業では人材を一番の財産と考え、従業員のための制度の一つとしてプレミアムフライデーを導入しているのです。そのような働きやすい環境を構築した結果、従業員の離職率も低い優良企業となっています。

官民一体でイベント実施

静岡市では、プレミアムフライデーに関する施設紹介サイトも立ち上げられています。具体的なコンセプトとしては「人とふれあう」、「自分磨き」、「お買い物天国」の3つがメインになっているのです。人とふれあうは自分の大切な人と週末の夜を過ごすことをテーマとしており、そのためのお店の情報が満載です。自分磨きは趣味や知的好奇心を満たすことをテーマとして、同じく市内の関連する施設を紹介しています。最後のお買い物天国は、自分や大切な人にプレゼントを贈ることがテーマです。こちらも、さまざまな関連ショップが紹介されています。このような情報発信を通して、プレミアムフライデーを推進しているのです。

参考:
【静岡市のPREMIUM FRIDAY】プレミアムフライデーとは
【静岡市のPREMIUM FRIDAY】参加企業の紹介

プレミアムフライデーの課題

プレミアムフライデーは素晴らしい制度ですが、導入にあたっての課題も多く、まだまだ実施できていない事業所が多くあります。ここでは、具体的にどのような課題があるのかを紹介します。

働く人の意識と業務上の課題

プレミアムフライデーには、働く人の意識と業務上の課題があります。働く人の意識としては、アンケート調査の結果、プレミアムフライデーを実施しなくても良い理由として「結局残業すると思う」という回答が1位になっていることに表れています。これはつまり、従業員が制度に期待していないということです。また、月末金曜日に早く退社するための業務改善ができないなど、業務そのものをプレミアムフライデーという制度に合わせられない実態も浮かび上がっています。

人事・労務上の課題

導入にあたっては従業員だけではなく、企業にも課題はあります。具体的には、まず、残業や時間給などの労務上の課題が挙げられます。一例として、プレミアムフライデーによって早めに退社すれば時間給で働いている人の給与は減るので、その辺をどのように対応するのかが問題です。また、正規雇用と非正規雇用など社内での不平等への対応も課題です。

どちらか一方を優遇すれば、もう一方からは不満が生まれます。プレミアムフライデー導入にはこのような側面もあるので、参入を検討する企業の障壁となっているのです。

プレミアムフライデーの課題解決について

課題を解決するためには、人や組織の意識ソフト面の問題と、人事労務上の制度ハード面の両方を考えなくてはいけません。その具体的な内容について紹介します。

人や組織の意識改革

プレミアムフライデーを導入したいのにできない企業や従業員は、月末金曜日の15時という早い時間に退社することに抵抗を感じています。なぜ、抵抗を感じるのかというと、月末金曜日に早めに仕事を切り上げることで他の曜日の負担が増えることを恐れているからです。また、業務そのものを見直すことで、新たな業務が増えることも同様に不安に感じています。

このような状況で率先して制度導入している他社と比較してしまうと、自分が早く退社できないことへの不満にもつながるのです。そのため、まずは意識そのものを変える改革が重要になるでしょう。

人事・労務上の制度の整備

たとえば、月末が繁忙期のところや業界の特性上、どうしても従業員を早めに退社させられない企業もあります。これは日程上の問題です。また、残業時間や働く時間など、労務上の制度改革が追い付いていない企業も多くあります。このような人事や労務上の制度の整備は、組織の方針に合わせた、柔軟な形で行うのが良いでしょう。一例を挙げると、プレミアムフライデー制度は必ずしも月末金曜日の早期退社にこだわる必要はなく、会社や個人の実情に合わせて他の日に振り替えるやり方もあるのです。

働き方改革に向けプレミアムフライデーの導入を検討しましょう

働き方改革の一つとして、プレミアムフライデー導入を検討している企業は多くあります。プレミアムフライデーは、それだけ注目度の高い制度なのです。ただ、何もノウハウがない状態でいきなり導入しようとすると、いろいろと苦労するかもしれません。そのため、最初は導入することへの効果や方法など、他社の事例を参考にしながら検討してみると良いでしょう。

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Writer 執筆者

おかんの給湯室編集部

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