置き菓子サービス「オフィスグリコ」とは?使い方から費用、設置商品などを解説!

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    オフィスによっては、従業員向けに社内でお菓子を販売する福利厚生サービスを導入しているケースがあります。このようなオフィス向けのお菓子サービス事業を展開している企業はいくつかあり、そのなかでもオフィスグリコは置き菓子サービスのパイオニア的な存在です。

    こちらの記事ではオフィスグリコのサービス概要や使い方など、置き菓子サービスにまつわる情報について解説します。

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    オフィスグリコのサービス概要

    オフィスグリコとは、大手食品メーカー江崎グリコ株式会社の子会社・グリコチャネルクリエイト株式会社が展開する、オフィスを対象とした置き菓子サービスです。

    オフィスに専用のボックスや冷凍冷蔵庫を配置し、利用者である従業員がお好みの菓子類を選び代金を支払う仕組みです。サービススタッフが定期的に契約しているオフィスに訪れ、菓子類の管理や補充、賞味期限の確認、代金の回収などを対応しています。2023年9月時点でのオフィスグリコのサービス拠点は、全国のコンビニよりも多い約10万台です。

    (参照:江崎グリコ株式会社「オフィスグリコ(https://www.glico.com/jp/shopservice/officeglico/)」『【公式】江崎グリコ(Glico)』、参照日:2023/9/11)

    オフィスグリコの基本的な使い方

    オフィスグリコの使い方は、以下の流れとなります。

    1)専用のボックスまたは冷凍冷蔵庫から、購入したい商品(お菓子、飲料、アイスなど)を取り出す。
    2)備え付けの専用のカエル貯金箱に代金を入れる。またはPayPayアプリを立ち上げ、専用の二次元バーコードを読み込んで画面に金額を入力し支払い処理を行う。

    オフィスグリコの導入費用

    オフィスグリコの初期費用と月額費用に関しては、いずれも無料であり、企業側の負担がありません。ただし、冷蔵庫タイプのオフィスグリコを頼む場合、貸し出し費用は無料ですが、電気代に関しては企業側の負担となります。

    (参照:江崎グリコ株式会社「オフィスグリコ(https://www.glico.com/jp/shopservice/officeglico/)」『【公式】江崎グリコ(Glico)』、参照日:2023/9/11)

    オフィスグリコ サービスの対応地域

    オフィスグリコが対応している地域は、以下のとおりです。(※2023年9月時点) ただし、下記のエリアのなかにも一部エリア外がありますので、直接確認することをおすすめします。

    <首都圏>
    東京:23区・多摩東部
    神奈川:横浜市・川崎市
    埼玉:南部
    千葉:幕張

    <中京>
    愛知:名古屋市・尾張・西三河)

    <近畿>
    大阪:全域
    京都:京都市・南部
    兵庫:阪神・明石・姫路

    <中国>
    広島:広島市

    <九州>
    福岡:福岡市・北九州・久留米

    (参照:江崎グリコ株式会社「オフィスグリコ(https://www.glico.com/jp/shopservice/officeglico/)」『【公式】江崎グリコ(Glico)』、参照日:2023/9/11)

    オフィスグリコのメニュー

    オフィスグリコを検討するときに決め手となるのが、メニューのラインナップです。実際に提供しているメニューのカテゴリーは、お菓子、飲料、アイスなどが中心となります。

    お菓子

    オフィスグリコでは、「ビスコ」といった長年親しまれているグリコの人気お菓子のほかにも、「SUNAO ビスケット」などヘルシー系のお菓子もラインナップされています。

    グリコだけでなく、他社メーカーの眠気冷まし系のガムやタブレットといった仕事の効率化をサポートする商品なども揃え、従業員のニーズに対応しています。

    (参照:江崎グリコ株式会社「オフィスグリコ(https://www.glico.com/jp/shopservice/officeglico/)」『【公式】江崎グリコ(Glico)』、参照日:2023/9/11)
    (参照:江崎グリコ株式会社「”置き菓子”は意外に男性に人気?!オフィスグリコを実際に設置してみた。(https://www.glico.com/jp/health/contents/officeglicostory2/)」『【公式】江崎グリコ(Glico)』、参照日:2023/9/11)

    軽食

    オフィスグリコの飲料は、お茶系からコーヒー、エナジー系と種類が豊富なラインナップです。グリコの商品だけでなく、他社メーカーの商品も販売されています。

    (参照:江崎グリコ株式会社「”置き菓子”は意外に男性に人気?!オフィスグリコを実際に設置してみた。(https://www.glico.com/jp/health/contents/officeglicostory2/)」『【公式】江崎グリコ(Glico)』、参照日:2023/9/11)

    飲料

    オフィスグリコの飲料は、お茶系からコーヒー、エナジー系と種類が豊富なラインナップです。グリコの商品だけでなく、他社メーカーの商品も販売されています。

    (参照:江崎グリコ株式会社「”置き菓子”は意外に男性に人気?!オフィスグリコを実際に設置してみた。(https://www.glico.com/jp/health/contents/officeglicostory2/)」『【公式】江崎グリコ(Glico)』、参照日:2023/9/11)

    アイス

    オフィスグリコで提供しているアイスは、スーパーやコンビニでも定番人気のグリコの商品を揃えています。

    オフィスグリコのメリット・デメリット

    企業がオフィスグリコを検討および導入する際、企業の担当者はメリットとデメリットを知っておきたいものです。メリットとデメリットについては、次のとおりとなります。

    メリット

    オフィスグリコの特徴は、従業員の心を満たすことを軸としたサービスが展開されていることです。主なメリット3つを紹介していきましょう。

    時短で空腹を満たせる

    オフィスグリコがあるメリットといえば、お腹が空いたときにすぐ購入できることです。コンビニに出向いて買う手間を省けるので、時短で空腹を満たせるのが大きなポイントです。また、エネルギーのチャージもできます。

    コミュニケーションが円滑になり、リフレッシュできる

    オフィスグリコがオフィス内にあれば、お菓子のことなどで話が盛り上がり、従業員同士のコミュニケーションが円滑になることも。働いている時間帯にリフレッシュしやすくなります。

    災害時の非常食として代用できる

    オフィスグリコでは、ビスケット系やスナック系といった日持ちができるお菓子を提供しています。災害に遭遇し、食料が調達できないという場合でもオフィスグリコのお菓子を非常食として代用することも可能です。

    デメリット

    オフィスグリコをオフィスに導入する場合、いくつかのデメリットもあります。主なデメリットについては、次の4つです。

    健康面に気をつける必要がある

    お菓子を頻繁に食べてしまうと、健康診断で指摘を受ける場合があります。日頃から食事バランスなどを気をつけながら、利用することをオススメします。

    お金の入れ忘れが発生する可能性がある

    オフィスグリコは、お店のレジのように支払いを随時チェックし管理する担当者がいません。専用ボックスの備え付けの貯金箱にお金を忘れた、またはPayPayで決済をし忘れたというケースが発生する可能性があります。

    それを避けるためにも、オフィスグリコの導入時に担当者が従業員にルールを共有するなどの対策が必要です。入社した人には、オリエンテーションなどでオフィスグリコの仕組みについて説明することをおすすめします。

    運用する側の手間がかかる場合がある

    前述のとおり、オフィスグリコの現金支払いは、専用の貯金箱にお金を納めます。しかしながら、貯金箱がクリア素材ではないため、お金を入れても中身を確認することができません。

    例えば、販売金額と支払い金額が一致しないこともあり得るかもしれません。そのような事態を防ぐためにも、定期的なチェックを行う企業側の管理者を決めておくと良いでしょう。

    オフィスグリコ以外の置き菓子サービス

    オフィスの置き菓子サービスは、オフィスグリコだけではありません。ほかにもいくつかのサービスがあります。参考までに置き菓子事業を展開中のサービスについて紹介しましょう。

    欲しいお菓子がすぐ手に入る便利さ|オフィスファミマ

    オフィスファミマは、オフィスでスナックやカップ麺、日用品が購入できるサービスです。専用のケースがそこまで大きくないため、気軽に販売スペースを作ることが可能です。支払いに関しては、専用の支払いボックスで対応します。約150種類の商品から企業のニーズに応じた商品を提供をしています。

    (参照:株式会社ファミリーマート「オフィスファミマ(https://www.family.co.jp/company/officefamima.html)」『ファミリーマート公式ウェブサイト』、参照日:2023/9/7)

    A4サイズのお菓子屋さん|cubeshop

    cubeshopは、ISHIN株式会社が提供するお菓子や軽食のオフィスコンビニです。お菓子やアイスだけでなく、カップ麺や冷凍食品、レトルト商品などを扱っています。サービスエリアは、一都三県を中心としています。

    (参照:ISHIN株式会社「cubeshop(http://www.cubeshop.jp/lp/office-convenience/)」『オフィスコンビニのcubeshop』、参照日:2023/9/11)

    缶コーヒーやミネラルウォーターを安価で|Office Oasis

    Office Oasisは、ミネラルウォーターやお茶系などの種類豊富なドリンクやお菓子、カップ麺、栄養バランスが取れた健康系食品などをリーズナブルな価格で提供しているのがポイントです。

    配送や商品の入れ替えは専用スタッフが対応しています。サービスエリアは東京都、神奈川県、埼玉県・千葉県・茨城県、、大阪市、兵庫県の一部地域となっています。

    (参照:阪神酒販株式会社「オフィスのコンビニ、オフィスオアシス(https://officeoasis.jp/)」、参照日:2023/9/7)

    ヘルシーなお菓子を提供|snaq.me office

    snaq.me officeは、ヘルシーをコンセプトにしたオフィスのお菓子サービスです。人工添加物を使わない材料を使ったドライフルーツやナッツ菓子、そして焼菓子や米菓などのスナックを毎月提供しています。

    身近では手に入れにくいようなお菓子を、食べ過ぎない量にパッキングしているのがポイントです。設置費用・月額料金・送料が無料になっており、全国で利用可能なので、気軽に始めることができます。

    (参照:株式会社スナックミー「snaq.me office(https://office.snaq.me/)」、参照日:2023/9/11)

    従業員にほっとする時間を届ける|おふぃすdeおかし

    おふぃすdeおかしは、ビジネスシーンにマッチしたおやつを提供することにより、従業員にリラックスタイムを届けることを目指した福利厚生サービスです。おせんべいやクッキー、地方銘菓などたくさんの種類のお菓子から、専用のコンシェルジュが顧客のニーズにあったお菓子を選び、届けています。

    (参照:たびスル株式会社「おふぃすdeおかし by たびスル(https://tabisul.jp/enterprize/)」、参照日:2023/9/11)

    完全キャッシュレス対応|ミニストップポケット

    ミニストップポケットは、ミニストップが提供するオフィス向けのコンビニです。ミニストップの人気商品からPBまで、多彩な商品ラインナップになっています。

    決済方法が完全キャッシュレス対応であることが特徴です。交通系ICカードや、大手モバイル二次元バーコード決済、WAONカードなどを使用できるので、オフィス内での買い物も持ち物はスマートフォンだけと気軽に利用できます。

    (参照:ミニストップ株式会社「オフィスコンビニ『ミニストップポケット』(https://mspocket.ministop-fc.com/mspocket/)」『ミニストップポケット』、参照日:2023/9/7)

    ニーズに応じた商品を提案|Store600

    Store600は、オフィスのほかマンションなどでも利用されている無人コンビニサービスです。決済方法はクレジットカードで行うため、従業員や入居者は小銭を持ち歩く必要がありません。多種多様な商品の中から、企業のニーズに応じたラインナップを提案してもらえます。

    (参照:600株式会社「Store600(https://600.jp/store600)」『無人ストア600|600株式会社』、参照日:2023/9/7)

    利用した分だけ支払いでOK|Drink&Snack

    Drink&Snackは、ドリンクやお菓子、カップ麺などを無料で設置し、利用した分だけを支払うセルフ販売サービスです。各メーカーの人気の商品から自由に選べるため、欲しいものを好きなだけカスタマイズが可能です。

    また、ドリンク、フード類の入れ替え・メンテナンスを全て請け負ってもらえるため、負担が少ないところも大きな魅力です。主なサービスエリアは、東京都・神奈川県・大阪府・兵庫県の一部エリアとなっています。

    (参照:レップ・グローバルネットワーク株式会社「オフィスのドリンク 置き菓子コンビニ | 冷蔵庫型自販機50円から(http://oc-tokyoeast.com/)」、参照日:2023/9/7)

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    お惣菜をオフィスに届けるサービス | オフィスおかん

    オフィスおかんは、食の福利厚生サービスとして注目を集めています。冷蔵庫や専用の自動販売機を設置し、美味しいお惣菜をいつでも1品100円※で食べることができる全国対応の置き型社食®︎サービスです。

    提供するお惣菜は、管理栄養士が監修*し、製造パートナー企業と開発した商品や、調達パートナー企業と選定した商品です。

    *レシピ等の内容や商品の選定の監督・指示を行うこと

    食のサポートだけにとどまらず、「健康経営®︎」「従業員の満足度向上」「社内コミュニケーション活性化」「オフィス環境改善」「女性活躍支援」「人材定着」「新卒・中途採用促進」など、企業が抱えている多くの課題を解決する新しいアプローチのツールとして業種・規模問わず多くの企業で活用されています。

    ※「置き型社食®︎」は株式会社OKANの登録商標です。
    ※「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
    ※100円は想定利用価格です。

    仕事の生産性を上げる近道は「食」の健康経営を考えること

    仕事の生産性を上げるコツの一つとして、従業員自身が心身ともに健康であり続けることが挙げられます。

    実際に経済産業省では、「健康経営優良法人認定制度」を設け、地域の健康課題に則った取り組みや、日本健康会議が進める健康増進の取り組みによって、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業などの法人を顕彰しています。

    この制度と昨今の健康志向ブームの影響で、企業側も従業員の健康を経営戦略として捉える「健康経営」に注力する会社が増えてきました。健康経営といってもさまざまな取り組みがありますが、その一つとして置き型のお菓子サービスや食事サービスが提供されています。常日頃から従業員が健康を意識する環境づくりを考えるのも1つの手かもしれません。

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    オフィスグリコのような置き菓子販売は、日々頑張って働く従業員の心をリラックスさせたり、モチベーションアップにつながったりするなどのメリットがあります。とはいえ、お菓子類を食べ過ぎてしまうと、健康に悪影響を及ぼす可能性もあるので気をつけたいですね。

    企業が「食」にまつわる福利厚生サービスの導入を考えるなら、従業員が健やかで居続けるための健康経営を意識することも必要となるかもしれません。

    いつでも食事を提供  置き型社食︎のオフィスおかんは、47都道府県で導入済みです。  ※「置き型社食︎」は株式会社OKANの登録商標です。 ※2022年12月時点の累積導入実績   オフィスおかんのサービスを詳しくみる