人気社食を紹介|社員食堂が人材確保の武器に!

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    従業員が健康に働けるよう食の面からサポートできる社員食堂。健康経営®️を向上させたい企業にとって欠かせない福利厚生のひとつですが、近年は人材確保や企業イメージのアップなどさらなるメリットも注目されています。

    そこで今回は、社員食堂の活用に成功している首都圏・関西の社員食堂を紹介します。どんな「食体験」を利用者に提供し、採用や企業価値のアップにつなげているのか参考にしてみませんか。

    ※「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。

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    社食運営で生まれる2大メリットとは

    社員食堂を設置する目的といえば、栄養面で健康経営を向上させるほか、社員間のコミュニケーションを促進させ職場環境を充実させることなどがありますよね。実際に従業員たちは、社員食堂があることをどう感じているのでしょう。

    従業員定着・採用強化

    株式会社ワークポートが転職先にあったら志望度が上がる施設を調査したところ、1位が社員食堂、2位が社内カフェという結果になりました。求職者にとって社員食堂や食事補助がいかに魅力的に見えているのかが分かります。

    (参照:株式会社ワークポート「転職・仕事の調査データ【転職希望者編】 転職先にあったら「志望度が上がる!」と思う施設は何ですか?(https://www.workport.co.jp/applicant_data/detail86.html)」『転職相談するなら転職コンシェルジュのワークポート』、参照日:2023/10/10、調査主体:株式会社ワークポート、調査対象:ワークポートにご来社いただいた20~40代の男女を対象として287名に実施したアンケート調査、複数回答可、集計計測期間:2015年12月7日~2015年12月12日。)

    社員食堂があるということは、人材募集をする際に、優秀な人材を引き寄せる武器になるだけでなく、実際に働き始めてからも人材が離れていかないという可能性が高いということです。そのため、社員食堂・食事補助の導入は、採用の強化・定着率の向上につながると考えられます。

    ブランディング

    また、最近は社員食堂が企業PRの場所になっているケースもあります。2015年に日経リサーチの「企業ブランド大賞」を受賞したタニタが、社員食堂をきっかけにブランディングに成功したことはあまりに有名です。

    (参照:株式会社日経リサーチ「日経リサーチアワード「企業ブランド大賞2015」を発表(https://www.nikkei-r.co.jp/news/release/id=2943)」『市場調査、マーケティングリサーチの日経リサーチ』、記事更新日:2019年12月26日、参照日:2023/10/10)

    ほかにも、近年、コスメや漢方系の製品に力を入れているロート製薬が作ったのは、薬膳料理をモットーにした社員食堂「旬穀旬菜カフェ」。まさに商品購買者層である若い女性たちからの注目を集め、企業イメージアップに成功しました。

    (参照:ロート製薬株式会社「すべてはここからスタート!社員のための家庭薬膳ランチ。(https://fufufu.rohto.co.jp/series/rohto/65264/)」『太陽笑顔fufufu』、記事更新日:2019年12月26日、参照日:2023/10/3)

    食事は、栄養バランスやおいしさなど食すものの内容だけでなく、インテリアやBGM、香りなども含めてどんな空間でどんな気持ちで過ごしたのかという総合的な「体験」として記憶に残ります。社員食堂では、食を体験として捉えて価値づくりをすることが、そのまま企業ブランディングにつながるのです。

    企業の理念や方針やブランディングは、言葉など視覚的に伝えるだけではなかなか実感や購買意欲にはつながりにくいものです。しかし、社員食堂という空間・サービスの中で企業の思いを表現し、食体験を通じて実感してもらうことで、漠然とした企業イメージを変えることができエンドユーザーへの働きかけも叶うのです。

    首都圏の社員食堂

    企業ブランディングの一端を担っている社員食堂の中でも、誰でも利用できるように一般開放しているもの、「社員食堂ランキング」などメディアで取り上げられて企業PRにつながっているものを紹介します。それぞれの企業の独自性に注目しました。

    J’s Cafe|JICA

    子どももOK 世界の食と文化をおいしく学べる

    開発途上国への国際協力を行っている「JICA」。社員食堂である「J’s Cafe」では、エスニック料理を中心とした週替わりメニューを用意しています。

    特に注目は「大使館お墨つきメニュー」。各国大使館の料理長直伝、世界各地の郷土料理がリーズナブルに楽しめます。店内では、食べること以外にフェアトレード商品やスパイスを買うことができます。

    公式サイトでは、カフェで提供したことのある各国の料理のレシピを無料で見ることができます。ご興味があれば、ぜひ覗いてみてください。

    営業時間:平日 11時30分〜14時
    ※土曜日、日曜日、祝日、年末年始、貸し切り営業時は定休

    (参照:独立行政法人 国際協力機構「食のゾーン J’s Cafe(食堂)(https://www.jica.go.jp/domestic/hiroba/about/cafe/index.html)」『JICA - 国際協力機構』、参照日:2023/10/10)

    小石川テラスUDS

    日本の伝統と食文化を楽しめる場所

    小石川テラスは、TOPPAN小石川本社ビルにあるレストランです。”文の京”として愛されてきた小石川の地で、日本の食文化を美味しく楽しめる場所になっています。本格的な印刷博物館と、クラシック専用のコンサートホールの2つの文化施設に併設したレストランで、食を通じた様々なコミュニケーションが生まれる場所となっています。

    こだわりの器とともに、地域で育まれる“旬”の食材を季節ごとに使用しているので、目で楽しむこともできる料理が提供されます。

    住所:東京都文京区水道1-3-3 トッパン小石川ビル2F  
    営業時間:ランチ 11:30 - 14:30 カフェ 14:00 - 17:00
    ※営業日は直接お問い合わせください 

    (参照:トッパンホール「周辺施設のご案内(https://www.toppanhall.com/about/location.html)」『TOPPAN HALL トッパンホール オフィシャルWEBサイト』、参照日:2023/10/3)
    (参照:UDS株式会社「小石川テラス(https://uds-net.co.jp/project/koishikawa-terrace/)」『UDS株式会社』、参照日:2023/10/3)

    まちの社員食堂|面白法人カヤック

    食が地域を盛り上げるコミュニケーションの場所に

    鎌倉で働く人たちを応援するために、鎌倉に拠点を持つ企業や団体が作った「まちの社員食堂」は、鎌倉で働く人はもちろん、一般の方やリモートワークをしている方も利用ができます。

    鎌倉の多くのお店が、週替わりでおいしいメニューを提供しています。また、人が集まることでコミュニケーションも生まれる場にもなっています。地域住民だけではなく、観光客にとっても嬉しい場所ですね。

    住所:〒 248-0012 鎌倉市御成町11-12  JR鎌倉駅西⼝徒歩2分 
    営業時間:11:30-15:00 
    ※営業時間は変更の可能性があります 
    ※土日祝日・お盆・年末年始は定休日

    (参照:株式会社カヤック「まちの社員食堂 公式サイト(https://kamakura-shashoku.machino.co/)」、参照日:2023/10/11)

    関西の社員食堂

    一方、関西は大々的に一般開放で話題を集める社員食堂は少ないものの、地元に根付いたブランディングを行っている企業が多い傾向です。

    チャイニーズガーデンレストラン 深記|深江化成

    おいしい香港料理が話題で知名度がアップ

    社員食堂のおいしさが評判で企業PRにつながっているのが、神戸の工業団地に位置する深江化成の社員食堂です。近隣に飲食店も少ないことから開設を決めた社長が、香港から料理人を呼び寄せて本格的な香港料理を提供しています。

    瀬戸内の魚介類と地元産の野菜を使った料理は、中華街で舌の肥えた神戸っ子たちの間でも評判です。一般の人も利用可能で、パーティなどで広く活用してほしいと思っているそうです。

    営業時間:ランチ 11:30~14:00 ディナー 17:00~21:30
    ※水曜定休日

    (参照:株式会社神戸新聞社「社員食堂で本格的香港料理 一般開放も 深江化成(https://www.kobe-np.co.jp/news/odekake-plus/news/detail.shtml?url=news/odekake-plus/news/gourmet/201707/10366811)」『兵庫おでかけプラス | 神戸新聞NEXT』、参照日:2023/10/11)

    Premium Marche OSAKA|ヤンマ-マルシェ

    農業を支えてきた誇りが一皿に!土日だけのプレミア社食

    ヤンマーが行っているのが、社員食堂「Premium Marche OSAKA」です。平日は社員のみですが、毎週土日のランチ限定で社員食堂を一般開放しています。

    メニューは、肉料理、魚料理、カレーの3種類で、こだわりの食材を使用した一汁三菜のセットメニューになっています。中央に養蜂場があるユニークな店内は、テーブルや照明もハチの巣型でSNS映えもばっちりです。一般利用者の方々に食で豊かな休日を提供し、企業モットーを体現しています。

    営業時間:毎週土日 11:00-15:00(L.O 14:30)
    ※新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、一時休業中(2023年10月3日時点)

    (参照:ヤンマーマルシェ株式会社「Premium Marché OSAKA(https://www.yanmarmarche.com/food/restaurant/osaka/)」『ヤンマーマルシェ』、参照日:2023/10/3)

    レガーメ|ワコール

    食を通じて社会貢献を!地元食材を積極的に活用

    ワコールの社員食堂は、その質の高さと地域貢献度により「おいしい!KANSAI応援企業」に認定されています。地域貢献として、地元に貢献するため京都産などの食材をメニューに積極的に取り入れています。メニュー名や商品サンプルの展示で、どんな地元食材が使われているのかを従業員にアピールすることも忘れていません。

    また、食事用に疲れづらい椅子を準備するなど、リラックススペースとしての設備もしっかりしています。

    (参照:関西広域連合広域産業振興局「株式会社ワコール(京都府)(https://www.kouiki-kansai.jp/koikirengo/jisijimu/nosui/oishikansai/oishiikansaikigyo/1294.html)」『関西広域連合』、参照日:2023/10/11)

    カフェテリア風社員食堂|HILLTOP

    就活生に「入社したい」と思わせた、明るい雰囲気に溢れた社員食堂

    ここ10年で継続的な成長をしているHILLTOP株式会社。従業員同士のコミュニケーションを重要だと考える社長が、社内で最も見晴らしのいい場所に作ったのはカフェテリア風の社員食堂です。

    かつての社員食堂は、持参したお弁当を静かに食べるだけの場所でしたが、新しくしてからは常に笑顔と会話が絶えない明るい場所になりました。就活生から「社食を見て入社したくなった」という意見も出たそうです。その様子を参考にするため、年間で多くの人が取材などに訪れています。

    (参照:株式会社ダイヤモンド社「「本社屋」と「社員食堂」がお金を生む理由(https://diamond.jp/articles/-/174655?page=3)」『ダイヤモンド・オンライン』、参照日:2023/10/11)

    社員食堂|奈良県庁

    立地を生かすことで特別感という付加価値を

    一般開放されている社員食堂といえば、多くの公共施設にもありますが、2017年にリニューアルオープンして一般開放されるようになった奈良県庁の食堂は、観光客はもちろん地元の人々からも人気です。

    その理由は、視覚とメニューどちらもで“奈良”を存分にアピールしたうまいブランディングにあります。ガラスを大きく作ることで、興福寺境内をはじめ奈良公園が一望できるようなロケーションになっています。メニューは、奈良県産のお米や野菜を使い、運が良ければ大和ポークなどを使ったスペシャルランチに出合うこともできるそうです。

    営業時間:11:00~14:00

    参照:奈良県庁「奈良県庁食堂のご利用について(https://www.pref.nara.jp/47901.htm)」『県民情報/奈良県公式ホームページ』、参照日:2023/10/11)
    (参照:奈良県庁食堂のご利用について(https://www.pref.nara.jp/secure/184888/shokudoHP.pdf)」、参照日:2023/10/11)

    社員食堂を運営する際の課題とは?

    社員食堂のメリットは多いので良いことばかりのようですが、運営する際にはいくつか課題もあるので押さえておきましょう。

    まず、社員食堂には導入や運営のコストがかかることを忘れてはいけません。特に会社が直接運営する場合には、多くの工事費や人件費が必要になります。

    シフト制の会社の場合、社員食堂の営業時間が限られていると、従業員が利用しにくくなってしまうケースもあります。ランチの時間帯が従業員によって異なる場合は、営業時間を長くするなどの対策が求められます。

    提供するメニューについても、毎日バリエーション豊かな食事を提供できるようにしましょう。変化がなく単調なメニューばかりだと、従業員はやがて飽きてしまい、利用者が減ってしまう可能性もあります。社員食堂の運営において成功のカギとも言えるメニューについては、十分検討する必要があるでしょう。

    社員食堂の導入には注意点もある

    社員食堂で特に注意すべきポイントは、メニューが従業員のニーズに合っているかどうかです。従業員の年代や好みに配慮したメニューを選ばなければ、失敗する可能性もあります。

    さらに、社員食堂は導入してから軌道に乗るまでは一定の時間がかかるため、担当者の配置も必要になります。その際には社員食堂の規模などを考慮しながら、専属にするか、他部署と兼任にするのかについても検討しましょう。

    その他、法律で定められている事項もあるので、導入時には確認が必要になります。

    社食以外の食事補助でもメリットはアリ!

    いくらメリットがあるとわかっていても、いきなり社員食堂を設けるのは難しいかもしれません。

    しかし、設置型サービスやプチ社内カフェなど、簡易的なものでも社員食堂の役割を担ってくれるサービスがあります。一般開放をして社外PRすることは難しくても、楽しい食体験を一緒に重ねることで社員間の団結力や仲間意識も強いものになっていくはずです。

    まずは、これから紹介するサービスの導入を考えてみてみませんか?

    オフィスおかん

    オフィスおかんは、食の福利厚生サービスとして注目を集めています。

    冷蔵庫や専用の自動販売機を設置することで、美味しいお惣菜をいつでも1品100円(税込)※で食べることができる全国対応の置き型社食®︎サービスです。提供するお惣菜は、管理栄養士が監修*し、製造パートナー企業と開発した商品や、調達パートナー企業と選定した商品です。“手軽でおいしい”と“栄養バランス”が両立した食事を摂りやすい、働く人を想った商品ラインナップで毎月のメニューを構成しています。

     *レシピ等の内容や商品の選定の監督・指示を行うこと

    食のサポートだけにとどまらず、「健康経営」「従業員の満足度向上」「社内コミュニケーション活性化」「オフィス環境改善」「女性活躍支援」「人材定着」「新卒・中途採用促進」など、企業が抱えている多くの課題を解決する新しいアプローチのツールとして業種・規模問わず多くの企業で活用されています。

    ※「置き型社食®︎」は株式会社OKANの登録商標です。
    ※100円(税込)は想定利用価格です。

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    5 TSUBO CAFE

    小さなスペースが笑顔あふれる社内カフェに

    福利厚生のひとつとして、自由にコーヒーが楽しめるカフェスペースはいかがでしょう。オフィスづくりのプロである「プラスファニチャーカンパニー」が提案する「5 TSUBO CAFÉ」は、場所の大きさに合わせて設置できるカフェスペースです。

    コーヒーや食品など、バラエティ豊かなメニューを用意して人が集まるきっかけをつくり、職場の中に「いい雑談」を生み出します。

    (参照:プラス株式会社「5 TSUBO CAFE(https://kagu.plus.co.jp/5tbcafe/)」『プラス株式会社ファニチャーカンパニー』、参照日:2023/10/11)

    企業PRにもなる社員食堂

    きちんとブランディングされた社員食堂は、企業PRに適した場所であり優秀な人材を確保するために活用できる施設でもあります。まずは、従業員にどれほどの効果を出すのか、食の設置型サービスを導入して福利厚生を手厚くすることから始めてみませんか?

    いつでも食事を提供  置き型社食︎のオフィスおかんは、47都道府県で導入済みです。  ※「置き型社食︎」は株式会社OKANの登録商標です。 ※2022年12月時点の累積導入実績   オフィスおかんのサービスを詳しくみる