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デジタルデトックスとワーケーションで組織に向き合う働き方提案

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株式会社ニット小澤さんによる、自社のフルリモートで組織を運営の知見をまとめた連載【活躍し続けられる組織をつくる】。第8回目の連載は「現代人に求められるデジタルデトックス」です。

仕事でPCを使用する他にも、今や日常に根付いているスマートフォンの存在は私たちの社会に利便性とともに大きな変化をもたらしています。

今回は、コロナ禍以前からフルリモートの勤務体制をとっている株式会社ニット小澤氏による、デジタルデトックスに関する経験や得られる効果、そしてこれからのリモート勤務に役立つ新たな働き方をお送りします。

活躍し続けられる組織をつくるシリーズ
Vo.1:企業存続のカギを握るテレワークの未来
Vo.2:オンラインマネジメントで強い組織をつくる方法
Vo.3:オフィスの存在意義
Vo.4:最強のチームを創る!ワークシェアリングの体制構築のポイント
Vo.5:チャットやメールで意識すべきテキストコミュニケーション
Vo.6:「テレワークうつ」のその先にある『サイレントうつ』を未然に防ぐ方法
Vo.7:4月からの新人育成は大丈夫?成長フェーズに応じた目標設定がカギ!

現在人に求められるデジタルデトックス

デジタルデトックスとは、一定の時間・期間において、パソコンやスマートフォンなどのデジタルデバイスとの距離を置くことです。リアルな人とのコミュニケーション、自然に触れる、食べる、運動するなどのオフラインの時間を設けることで、オンラインへの依存度を弱めます。

参照:デジタルデトックスジャパン

私自身、仕事は基本的にパソコンを使用し、Twitterなどを見るために、スマホを見ている時間も長いです。そのため、「デジタルを完全に手放して生きていきましょう!」と言うつもりはありませんし、現代において、なかなか手放せる人も少ないと思います。

ただ、リアルなコミュニケーションをとることで、新しい発見があったり、自然に触れることによるリフレッシュなど、離れることによる様々なポジティブ効果があるのも事実です。今回は、より健全にデジタルデバイスと付き合っていくための、デジタルデトックスについて効果や方法をお伝えしたいと思います。

私たちにデジタルデトックスが必要な理由

現代においては、ほとんどの人がスマートフォンやタブレットなど、インターネットに接続するデジタルデバイスを所有・利用しています。デジタルデバイスは24時間365日、いつでも私たちをデジタルな世界に接続してくれます。スマートフォンやゲーム機などは、テレビのように、夜になったら終わり、ということがありません。

MMD研究所が発表したスマートフォンを所有する15歳~59歳の男女を対象に実施した「2019年版:スマートフォン利用者実態調査」の結果によれば、スマートフォンの利用時間を尋ねたところ、「2時間以上3時間未満」(21.8%)が最も多く、「1時間以上2時間未満」(16.9%)が続きました。

スマホで最も利用するアプリ上位3種については、「SNS」(28.7%)で、「動画」(26.3%)、「コミュニケーション」(25.8%)がそれに続きます。

参照:BCN+R

デジタルデバイスは私たちの脳と非常に相性がよく、ある意味では私たちの脳を拡張しています。それは素晴らしいことですが、それに頼って自分自身の能力を退化させてしまっては元も子もありません。私たち自身の能力が高くなければ、進化した道具を使うことは出来ず、それどころかAIなどの進化によって私たちが使われる側になってしまうという状態になります。だからこそ、「デジタルデバイスから離れる」ことが重要だと感じています。

デジタルデトックスの効果

では、デジタルデトックスにはどのような効果があるのでしょうか。デジタルデトックスを行うことで、下記の効果を得ることが出来ます。私も多くの効果を実感しました。

・ストレスが軽減する
・気持ちがリフレッシュする
・眼精疲労が改善される
・脳の疲れが改善される
・睡眠の質が向上する
・心の余裕が生まれる
・気持ちがスッキリする
・想像力が高まる
・五感が冴えてくる
・表情が活き活きとしてくる など

参照:STUDY HUCKER

この効果から分かる通り、今特に疲労を感じていたり、心身の調子が良くない方にはデジタルデトックスがおススメかなと私は考えています。

また、デジタルデトックスをすることで、パソコンやスマートフォンと離れることできるので長時間労働を防ぎ、「サイレントうつ」などのメンタル面の予防策にもなると私は考えています。

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デジタルデトックスにはワーケーションもアリ!

自然豊かな場所でデジタルデトックスを行うと、本来持っている生命力を活性化することができ、ストレスホルモンの数値が改善されることが証明されています。

参照:デジタルデトックスジャパン

私もリクルート社での激務の中でも年に3‐4回は海外旅行へ行っていたのですが、スマホやパソコンは意図的に電源をオフにしていました。特に、私は飛行機が好きなのですが、それはスマホの着信音が鳴る可能性がゼロだからです。ヨーロッパやアメリカだと、10時間以上、デジタルと離れて、本読んだり、ポエムを書いたり、食べたり、寝たりと贅沢な時間が過ごせて大好きで貴重な時間でした。

更に、ニットでは、これまでも何回か会社として、ワーケーションを実践しています。2021年11月には沖縄・久米島、2020年2月に長野へ行ってきました。ワーケーションなので、ワークとバケーションではありますが、自然の中で仕事をすることで明確に仕事に良い影響が出ることを実感しました。また普段と異なる環境で未来へのディスカッションも盛り上がることを実感しました。

私自身の例でいくと、東京にいる時は朝起きてTVをつけて、TVやスマホを見ながら一人で食事、移動時間はスマホでメールチェックやSNSをしたりするなど、1日中デジタルデバイスに触れている機会が多くなりがちです。しかし、ワーケーション中は朝ゆっくりと自然の中を散歩したり、メンバーと話しながら時間をかけて朝ご飯を食べるなど、朝の時間だけを比較しても過ごし方に大きな変化がありました。

企業で行うワーケーションは「その土地の文化や歴史を知り、体験する」などの目的もあったので、平日の合間に現地で気分転換に散歩や現地の方との交流をしたり、仕事の後に温泉や観光地に行くなど、物理的にデジタルデバイスと離れる機会を創ることができました。特に土日は丸一日観光やスノーボードをしていたので、ほとんどデジタルデバイスに触れることはありませんでした。

また、ワーケーションは「組織活性化」や「生産性向上」にもつながるので、企業メリットもある施策です。

例えば、複数人、チーム単位で行くことで、未来に向けてどういうことをやっていくのかといった、ポジティブな発想を生むようなブレストやディスカッションがワーケーションに向いていると思います。普段とは異なる場所でディスカッションをすることで、リフレッシュとなり新しいアイディアもたくさん生まれました。

また、バケーションつまり遊びの予定も入れているので、仕事とプライベートの時間にメリハリがつき、生産性を上げてはたらくことができました。普段、長時間労働をしがちな部署に向けた施策として、またリフレッシュを目的とした施策としてワーケーションを取り入れるのも良いでしょう。

「せっかく来ているんだから観光しよう!」「普段はパソコンと向き合ってばかりだけど、お互いの目を見て話す機会にしよう」など、デジタルデバイスから離れる機会を意図的に創ることで、生産性向上・信頼関係の構築・メンタル面の安定化などデジタルデトックスとワーケーションの相乗効果が期待できます。

そして最後に。「仕事をする」以前に、まずは心身ともに健康であること、美しくあること。それが大事だと考えています。身体が何よりも資本です。それと同時に、仕事でのやりがいを追求したり、余暇や学習を楽しんでいけたらとても良いなと感じています。

「デジタルデトックス」で皆様の生活がより健康的になれば幸いです。

Writer 執筆者

おかんの給湯室編集部