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手軽な福利厚生カフェテリアプランとは?|メリット・費用を検証

企業の福利厚生のひとつとして注目されているカフェテリアプラン。導入の手軽さや企業側の負担が少ないこと、従業員にとっても好きなものを選べるなどのメリットがあると言われています。

具体的にはどんな企業で導入するとメリットがあるのでしょうか。

導入方法やおすすめのサービスなどとともにまとめました。

1. カフェテリアプランって?

企業が提供する福利厚生のうち、健康保険や雇用保険などの法廷福利厚生以外の任意で企業が従業員に提供する部分において様々な魅力的なメニューを取り揃え、従業員が好きなメニューを選ぶことでサービスを受けるカフェテリアプラン。

好きな飲み物や食べ物を自由に選んで食べることができるカフェテリアみたいなプランというのがネーミングの由来のようですが、実際には企業が従業員に対しポイントを進呈し、従業員はそのポイントの範囲内で好きな福利厚生のメニューを選んで利用します。

どのようにポイントを使うのか、具体的に見ていきましょう。

ポイントの有効期限内に好きなサービスを利用する

企業から従業員に毎年贈られる「福利厚生ポイント」。カフェテリアプランでは従業員はこの所有ポイント数に応じて好きなメニューを選ぶことができます。

ただしこのポイントは有効期限つき。従業員は有効期限内にサービスを選んで使うことが必要となります。

経団連の第61回福利厚生費調査によれば2002年に4.6%だった導入率は右肩上がりに伸び、2016年には15.2%にまでなっています。

パッケージプランとの違い

カフェテリアプランと比較してよく登場するもうひとつの福利厚生プランであるパッケージプラン。こちらはどのような特徴があるのでしょうか。

パッケージプランの特徴は、従業員1人あたりの定額費用を支払えばパッケージ化された福利厚生サービスで提供されるすべてのメニューを利用できることです。

ポイントの範囲内で自分が欲しいメニューを選ぶカフェテリアプランに対し、いわば使いたい放題のパッケージプラン。従業員にとってはお得感がある一方で、使用されないメニューが出てくるのも事実と言えそうです。

2. カフェテリアプランのメニュー一覧表

従業員が所有する福利厚生ポイントに応じて好きなサービスを受けられるカフェテリアプランですが、実際にどんなメニューががあるのでしょうか。経団連が行った第61回福利厚生費調査より人気の高いものを見ていきましょう。

レジャー・レクリエーション

カフェテリアプランの利用合計額の中でも特に利用額が多いのが宿泊施設やアミューズメント施設の利用補助、交通機関の利用補助など、余暇を充実させるためのメニュー(経団連による第61回 福利厚生費調査結果報告によれば2016年の1ヶ月カフェテリアプラン利用合計額4,344円中約25%の1,076円がこれらを含む「文化・体育・レクリエーション」という項目の「活動」に該当)。

従業員にとっても家族サービスなどで利用のしやすいメニューです。

財産形成

国と事業主と金融機関が協力して従業員の財産形成のバックアップを行うものです。カフェテリアメニューの中でも人気の高いライフサポートのメニューのひとつで、利用の人気がもっとも高く(利用額全体の17%)、一般的な財産形成以外にも退職後の資金や年金として財産形成をする支援をするものがあります。

保険

従業員の生活に必要な保険に入る支援をするものです。
日常生活に必要な自動車保険や火災保険、傷害保険などの他に、余暇などで使う可能性のあるスポーツ保険や海外旅行保険などへの加入を支援するものもあります。

カフェテリアプランのメニューのライフサポートの中でも財産形成に次いで人気のあるメニューです。

食事手当・給食補助

従業員の働くモチベーションの源、ランチで使えるメニューです。日頃の昼食で気軽に利用できるからか、ライフサポートの中でも財産形成、保険に次いで人気があります。

ポイントは社員食堂や、社外の加盟店でのランチで利用できるチケットに変えたりすることで利用できます。

3. 導入のメリット・デメリット

さて、福利厚生ポイントを使って好きなメニューを選べるカフェテリアプランの導入にはメリットばかりのような気がしてしまいますが、ここは客観的に導入のメリットとデメリットを見ていきたいところ。

それぞれに果たしてどのような点があるのでしょうか。

メリット

好きなサービスを選べると聞くだけで嬉しくなってしまうカフェテリアプランですが、まずはメリットとなる部分から細かく見てみましょう。

・従業員ニーズに答えやすい

まだ大学を卒業したばかりの新入社員や子育て世代から子育てがひと段落して定年退職後の将来まで考えるような世代など、ひと口に企業の従業員とはいっても世代は様々。もちろんニーズも多岐に及ぶことは想像に固くありません。

たとえば育児サポートは子育て世代に嬉しいサービスではありますが、実際に子育てをしたことのない人からしたらもっと他のメニューを揃えて欲しいと思う人もいるでしょう。一部の従業員ばかりに福利厚生が集中するのは不平不満の元になりかねません。

カフェテリアプランでは、多様なニーズに答えられる様々なメニューから個々にあったものを選択して福利厚生を受けることができるということが何よりも大きいメリットとなるわけです。

・コストの管理がしやすい

カフェテリアプランを導入することで特に企業側のメリットとなるのが、福利厚生に係る費用を一括管理できるためコスト管理がしやすい点です。

法定外福利厚生費をカフェテリアプランとして提供している企業に一括アウトソースすることで、多様なニーズに答える様々なメニューを独自に用意する必要もありません。

デメリット

一見するといいところだらけに感じられるカフェテリアプランですが、そこは一長一短。デメリットもないわけではありません。具体的に見ていきましょう。

・ポイントには有効期限がある

自由にポイントの範囲内で好きなメニューから選べるとはいえ、ポイントの有効期限は存在します。
限られたサービスを福利厚生として提供されればそれを選ばざるを得ませんが、選べる自由を与えられると人は案外迷ってしまうもの。
有効期限内に工夫して上手に使う必要があります。

・メニューの定期的な見直しが必要

多様なメニューを取り揃えても、何年も全く選ばれていないメニューがあればその分コストはかさみます。
企業側にとっては従業員ニーズに適切に答えていくためにも、自社の従業員のニーズを把握してメニューの定期的な見直しという手間が発生します。

・ポイント管理からメニューの提供までを一括してアウトソースするのが大前提

カフェテリアプランは福利厚生ポイントの支給を前提としていますので、ポイントを管理するシステムの導入が必須となるだけでなく、その管理も必要となります。

自社で管理するのは大変なため、基本的にはポイントの管理からメニューの提供までを一括してアウトソージングできる企業のサービスを利用しなければなりません。すでに他の福利厚生管理システムが入っている場合には新しいシステムへの切り替えが必要となる場合もあります。

4. カフェテリアプランのアウトソージングサービス

カフェテリアプランがどんなサービスなのかがわかったところでアウトソージングするならどのようなサービスがあるのか、実際に導入可能なサービスをご紹介します。ご紹介するのは代表的なもののほんの一例ですが、メニューや導入システム、サポート体制は異なります。会社規模や社内環境などを考慮しつつ相談してみてはいかがでしょうか。

ベネフィット・ワン


ベネフィット・ワン

福利厚生サービス企業として有名なベネフィットワン。東証二部に上場していて海外にもサービスを展開する規模の大きな会社です。取引先企業は1万社を超えます。福利厚生は従業員が充実した会社生活を送るための企業にとってのインフラとも言える部分。実績のある信頼できる大手に任せられるのは安心です。

リロクラブ


リロクラブ

ベネフィット・ワンに続き同じく1万社以上の多くの取引先を抱える福利厚生サービスを展開しているリロクラブ。中小企業との取引も多く中小企業向けのプランもあるので、大企業でコストメリットを出しやすいカフェテリアプランではありますが、自社の規模と照らし合わせて検討してみるのも良いかもしれません。

JTBベネフィット


JTBベネフィット

みなさんご存知、国内最大手の旅行会社株式会社JTBの100%子会社。親会社であるJTBの店舗を活用した旅行系やレクリエーション系のメニューに強く、他にはないグループ企業ならではのサービスが魅力的です。

5. カフェテリアプランが合う企業。そうでない企業

カフェテリアプランについて色々とわかったところで、実際にどんな企業が導入すればそのメリットを十分に享受することができるのでしょうか。ここではどんな企業がカフェテリアプランを導入するのにより合っているかをご紹介します。

従業員数1000人以上の企業

カフェテリアプランはポイント管理のためのシステムを導入する必要があるため、少人数のためだけに導入するにはコストがかかりやすいですが、従業員が好きなメニューを選択できることにより無駄な使われないメニューのためにかかるコストは圧縮することができるため、従業員数が多くなればなるほどスケールメリットを出すことができます。

経団連による第61回 福利厚生費調査では2016年にカフェテリアプランを導入していた企業のうち、9割が従業員数1000人以上の企業なのです。

従業員層が多様な企業

従業員がそれぞれに欲しいと思う福利厚生というのは地域性や世代、ライフステージによっても異なるものです。

たとえば車をよく使う地域に住んでいれば自動車保険の補助が出るメニューは嬉しいですが、都内に住んで車を持たないのであればほぼ無縁なメニューとなってしまいます。
また、40代、50代となり親の介護に悩まされる世代となればそのサポートを受けることができるのは嬉しいメニューとなりますが、若い世代ではあまりピンと来ない人も多いかもしれません。

その点、全国展開をしていて従業員の居住地が様々であったり年齢層が多様な企業ほどカフェテリアプランによって個々に好きなメニューを選べるのは従業員の満足度も上がることでしょう。

これから導入する企業

従業員数が多い大手企業の方がスケールメリットを出しやすいと紹介しましたが、すでにカフェテリアプランではない福利厚生で何年もやってきている大手企業ではシステム一つ導入するのにはとても大きな時間がかかります。
その点、これから福利厚生サービスをアウトソースしようという企業なら導入もスムーズです。

そのような企業はカフェテリアプランに向いた大きい企業は少ないかもしれませんが、「4.カフェテリアプランのアウトソージングサービス」で紹介したリロクラブなどは中小企業向けのプランも提供しています。自社の状況を踏まえ相談してみると合ったプランが見つかるかもしれません。

6. 合わせて考えたい福利厚生

企業にとってとてもメリットが大きく思えるかフェテリアプランでしたが、詳しく見ていくとシステムの導入に時間がかかってしまったり、従業員数の少ない企業ではコストメリットを出しづらかったりといった点もありました。

そんなカフェテリアプランの導入をどうしようかなと迷っている企業の方向けに、もう少しコンパクトに始められう福利厚生をまとめてみました。合わせて検討してみてはいかがでしょうか。

まずは従業員の胃袋を。手軽に導入できる“ご飯”と“お惣菜”

カフェテリアプランをご紹介している中でもメニューの中で人気の高かった食事補助。やはりランチなどで使える食事補助は従業員にとって毎日の懐にもありがたいですよね。ここではもしカフェテリアプランの導入が難しくてももっとコンパクトに導入できる食事補助をご紹介します。

・オフィスおかん


オフィスおかん

株式会社おかんの運営するプチ社食サービス「オフィスおかん」。毎日お弁当を宅配する宅配弁当サービスなどとは違い、オフィスに専用冷蔵庫を設置し、その中にお惣菜やご飯が補充されていくサービスです。お惣菜・ご飯の補充は月に数回、専用冷蔵庫のほかに専用BOX・料金箱を設置しますが、管理・運用はすべて運営会社が行うため、導入企業に管理コストがかからないのは嬉しいですね。

参考記事>オフィスおかんの評判・料金・提供エリアは?導入事例や効果を徹底解説

初期費用なしの月額固定制の料金体系と、導入のハードルの低さが企業側にとっても魅力的なオフィスおかん。一品100円~200円となっており、利用者は冷蔵庫から好きなものを取り出し、電子レンジで温めるだけ。専用のトレーや箸類、ご飯などの常温商品は、すべて専用BOXに常備されているので従業員にとって利用するハードルも低いというメリットもあります。月額のサービス料金も複数のプランを準備しているので、気軽にお問合せしてみてはいかがでしょうか。

・炊きたてご飯召し上がれ制度


リーデックス

デジタルマーケティング企業の株式会社リーデックスでは、福利厚生の一環として社内にある炊飯器で午前中に希望を出した従業員に対し炊きたてご飯を提供しています。企業側にとっても手軽に始められる福利厚生である一方、ほかほかのご飯が食べられるのは従業員側にも嬉しいですね。また、昼食時に社内で炊飯器を開けてまさに“同じ釜の飯を食う”光景は、コミュニケーションが生まれ、社内の雰囲気もなんだか暖かくなりそうです。

スマフォひとつで従業員のヘルスリテラシーが向上

健康経営に力をいれている企業には、コンパクトに始められる福利厚生を考えるならスマフォひとつで手軽に従業員のヘルスリテラシーの向上が臨めるようなサービスを導入ご紹介します。

・Fincプレミアム


Fincプレミアム

Fincプレミアムはスマフォの中に専属のダイエットコーチを迎えられるサービスです。高機能な体組成計をレンタルし測りながらパーソナルコーチによる個人個人にカスタマイズされたコーチングを受けられるだけでなく、全国3000店舗のジムやエステがお得に使える優待サービスがついてくるのでこれだけでも健康系の福利厚生サービスとして十分に機能しますね。

・フィット・リブ


フィット・リブ

フィット・リブはエクササイズのレッスン動画を好きなときに見ることができるサービです。それぞれが自由な時間に自由な場所で利用できるのが何よりものメリットです。狭いスペースでもできるエクササイズもあるので、職場で休憩時間に行うのもいいですね。

7. まとめ

個々に必要な福利厚生のサービスが受けられて企業にとっても従業員にとってもコストパフォーマンスに優れたカフェテリアプランですが、その仕組みを細かく知っていくと当たり前ですが一長一短あり、導入に合う企業とすぐにはなかなか導入に踏み切れなさそうな企業もありそうということがわかったのではないでしょうか。
福利厚生は従業員にとっては企業で働くためのインフラのようなもの、それゆえ、企業にとっても福利厚生が魅力的なことが採用の要となることもあります。サービスをよく知り、ぜひ自社の従業員ポートフォリオにあったサービスを選びたいものですね。

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