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バリキャリでもスーパーウーマンでもない…ワーママのリアルな声よ、届け!4人の育児中でも頑張らない等身大の肖像

Webメディアや雑誌で取り上げられるワーキングマザー(以下、ワーママ)はいわゆる「バリキャリ」や「スーパーママ」。こんなタフな母親像に疲れてしまっている女性も多いのではないでしょうか。今一番求められている声は、「もっと身近な声」…そこで『おかんの給湯室』では、「等身大のワーママの声を伝えたい!」という想いから”バリキャリ”でも”スーパーウーマン”でもない、ワーママインタビュー企画をスタートさせます。

記念すべき第1回目に登場いただく方は、『株式会社ガイアックス』総務部の梅津祐里さん。マネージャーという重い職務を持ちながら4児の母でいらっしゃいます。そして、インタビュアーは某ベンチャー『お○ん』の管理部門所属、2歳児を育てるワーママの私、山根。

4児の母と聞くと「やはりスーパーママでは?」と思ってしまいますが、様々なアイディアで”頑張りすぎない自分”を体現されている方でした。そんな梅津さんの日々の生活の様子や工夫、仕事やご家族への想いを教えていただきました。

4人の子供がいても無理はしない!

ーー早速ですが、梅津さんは4人のお子さんがいらっしゃるんですよね。

はい、8歳の長女と5歳の長男がおり、その下に次男、三男がいます。下2人は3歳の双子です。

ーー双子なのですね!男の子が3人…想像するだけで大変そうです。平日はどのように過ごしていらっしゃるのですか?

1日のスケジュールはこんな感じですね。

6:00 起床&朝ごはん支度
6:30 子どもを起こす、ごはんを食べさせる、洗濯物をたたむ、保育園の支度
7:20 家族みんなで家を出る
7:30 3人のお子さんを保育園へ預け、出勤
8:30 出社
17:30 退社
18:30 保育園お迎え
19:00 帰宅して夕飯の準備、子どもたちお風呂
19:30 夕飯
20:00 家事・入浴、子どもたち自由時間(DVD、宿題etc)
21:30 子供と一緒に就寝

本当は5時台に起きたいんですけど、最近は6時頃になってしまってますね。私自身の身支度を10分以内に済ませてるので、この時間でもどうにかなります(笑)

ーーえっ、10分とはすごいですね。夜も早く就寝されているのは意外でした。

夜も昔は寝かしつけ後に家事をしていたんですけれど、この頃はもう眠くて眠くて。子供と一緒の時間に寝ちゃってます!

ーーガイアックスの社員の方々は業務柄、出社時間は遅めとお伺いしました。梅津さんは朝早く出社されるのですね。

そうですね、弊社は裁量労働制で7時間40分の労働が義務つけられているので自分の好きな時間に出社できます。10時以降に出社する社員も多い中で、私は朝に自分の集中時間を確保すべく、早めに来ています。

特にまだ誰もいない8:30〜9:00の30分はゴールデンタイム。作業系の仕事や、当日のタスクチェック、総務メンバーへの指示事項の確認などに充てています。最近は総務のフリーアドレスも始まったので、朝は自分が集中できる場所にこもって作業しています。

この30分でやるべきことは前日中に決めておきますが、帰宅後ふと思いついたときは、スマホから自分の会社アドレス宛に、さっとメールを送ったりしていますよ。

ーーご家庭での生活で工夫しているポイントはありますか?

夕飯でコミュニケーションを取ることを心がけています。毎日必ず全員が、その日にあった「嬉しかったこと」と「悲しかったこと」を順番で言っていくんです。司会も持ち回りで。最近は3歳の次男・三男も司会デビューをして頑張ってます(笑) もちろん、私も発表します。

ーー子どもたちにお母さんの仕事を知ってもらえるし、梅津さんは子どもたちの様子を把握できるし、とっても良いルールですね。我が家でも真似させてください!

ぜひぜひ! 簡単なプレゼン練習と言うか、自分の考えを伝える訓練にもなりますね。我が家は明確な教育方針を掲げているわけではないのですが、「自分の考えを持った子に育って欲しい」という想いはあります。もちろん柔軟に考えられることは大事ですが、しっかりとした自分の核たる芯はあって欲しい。夕飯のコミュニケーションもそんな想いから始めてみたものです。

ーー参考になります。ですが、帰宅してからの家事は大変ですよね。

皆さんそういうイメージを持たれますよね(笑)。実際は、8歳のお姉ちゃんが下の子3人をお風呂に入れてくれるんで、その間に家事を済ませることができています。仲良く遊んだり、けんかもしたりしながら、ワイワイ大騒ぎで入っていますね。お風呂のおもちゃを充実させるなど、喜んでお風呂に入ってくれるよう工夫はしています。

子どもが増えると大変なこともたくさんありますが、「子どもたちだけの世界」ができるので、ある意味手離れもするんです。

ーーな、なるほど!ママにべったりの1人娘の子育てをしている身からすると、目からウロコです!

休日の夕食後は、子どもたちがリビングで遊んでいるのを眺めながら、ゆっくり過ごすこともあります。ワイン片手に…なんてのも可能です(笑)

月に半分は海外出張の旦那様…「ワンオペ育児」が成り立つ秘訣

ーーここまで旦那様があまり登場してませんが、かなりご多忙なんですよね?

はい。平日は毎日遅いですし、時には月の半分が海外出張で不在ということもあります。平日はいわゆるワンオペ育児状態ですね。

ーーそういった旦那様であっても、梅津さんが仕事と育児を両立できている理由ってなんでしょう?

うーん。まず、忙しいながらも夫は家にいるときは家事なり育児なり100%何かしていてくれるし、休日は全力でこどもに向き合ってくれています。体力があってアクティブな人なので、突然「明日キャンプに行こう!」と言い出すことも。私も「え~ママは留守番してようかな」とボヤきつつ結局巻き込まれ、気づいたらテントを張っていたりします(笑)

あとは、夫は要所要所を抑えるのがとても上手なんですよね。忙しくても、子どもの誕生日などの記念日は必ず早く帰ってきます。子どもたちだけでなく私のことも労ってくれるので。例えば、先日のボジョレーヌーボーの解禁日にはボトルワインを買ってきてくれました。夫に対してちょっと怒っていることがあっても、そういう気遣いで吹き飛んだりしますよね。

そしてこれが一番大切かと思いますが、お互いに声掛けを大事にしています。「ありがとう」、「ごめんね」はこまめに口にしますね。不満なども溜め込まず、きちんと伝えるようにしています。

ーーとっても素敵な関係性です!「子育てにもっと参加したいけれど、なかなか仕事が忙しい」という悩みを抱えている男性陣にも教えてあげたいですね。

仕事モードと家庭モードは〇〇時間で切り替える!

ーー実は一番聞きたいことを聞いてもいいですか。仕事と家庭を両立する上で、「頑張っていること」「あえて頑張っていないこと」「頑張りたいけどなかなか頑張れていないこと」を教えてください。

そうですね、まず「頑張っていること」は、「家庭に仕事を持ち帰らない、仕事に家庭を持ち込まない」ということです。家のゴタゴタを引きずって会社で不機嫌ということは避けたいと思ってます。逆もしかりですね。そのスイッチを切り替えるのは通勤時間です。

通勤時間って億劫だな~って人も多いと思うんですが、私にとっては最高のリフレッシュタイム! 好きなだけスマホをいじれるし、本も読めるし、至福の自由時間ですよね!? (笑) 最近は英語の勉強にも充てています。通勤時間を充実させ、仕事モードと家庭モードを切り替える、これは私にとってかなり重要なポイントです。

次に「あえて頑張っていないこと」ですが、家庭では「家事を突き詰めないこと」ですね。たとえば、洗濯物を乾かすのは乾燥機にまかせて干さない。料理も手を込んだものを作ろうというこだわりは持たない。そもそも私の性格が大雑把だっていうのもあるんですけど(笑)

仕事では「自分だけで頑張らない」ことです。会社には仲間がいるので、お互いにフォローし合うことを大切にしています。例えば、子どもの行事で休むことになったら、同じ部署のメンバーにフォローしてもらいます。彼女たちもプライベートで早く帰宅したい日があれば、私がフォローします。子どもがいる・いないに関係なく、そこは対等に支え合っていこうという意識を持って、変に自分だけで頑張らないようにしています。

最後に「頑張れていないこと」ですよね。やりたいことを思い描きすぎる性格なので、行動に移せていないことはたくさんありますよ。先日もずっと取りに行きたかった生活相談員の資格を取りに行きました。仕事で障害者の方を雇用して一緒にお仕事をしているので、本当はもっと早く行くべきだったのですが。英語の勉強も、業務上の必要にかられてようやく始めたところなんですよね。

家庭に関しては、頑張れていないと思ったり、悩んだりすることはそんなにないかも。強いて言えば、子どもがいると一人時間を確保するハードルが高いので、趣味らしい趣味がなくなってしまったことでしょうか。ですが、家族でキャンプに行ったり、お友達の家族を招いてホームパーティーをしたり、そういった別の楽しみが出てきたので、趣味が移行したともいえますね。あ、ちなみにホームパーティーってオシャレに言ってみましたが、各家族1品ずつ持ち寄って宅飲みする気楽な会です(笑)

「ワーママだから」と気負いすぎない

ーー梅津さんはガイアックスさんで初の育休取得社員だと伺っていますが、プレッシャーを感じることはありますか?

全然ないです!(笑)

ーーないんですか!間髪入れぬ意外な回答にびっくりしました。

もちろん、最初はありましたけどね。仕事を辞めようと思ったことも何度かあります。特に1人目と3回目の出産のとき。3回目は双子でしたし、大きなプロジェクトに入っていたこともあって、上司に言おう言おうと思いつつ1ヶ月以上言い出せませんでした。でも毎回その時々の上司が励ましてくれて、「そんなに応援してくれるのなら、やってみようかな?」と背中を押され続け今に至ります。

現在は社内の有志主導で『ワークライフバランス推進室』も動いていて、育休中に復職前面談も必ずするようになるなど、社内の制度面も整ってきました。社会全体を見渡しても、私が最初に出産した8年前に比べて共働きを応援する機運がずっと強くなっています。ワーママだからと変にプレッシャーに感じることなく、色々な立場の人が対等に働けたら理想的ですよね。

ーー最後に、ワーママの皆さん、これからワーママになる皆さんにメッセージをお願いします。

仕事でも家庭でも、「こうでなくてはいけない」ということはほとんどないです。固く考えない、一人で抱え込まない、大変なときは周囲に助けを求める、問題があったらすぐ対応して改善する…そういったマインドや行動力が大事だと思います。これはワーママに限らず専業主婦の方も一緒ですよね。何事も気負いすぎずに前に向かっていけたらいいんじゃないかなと思います。

Edit & Text:おかんの給湯室編集部