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女性のワークライフバランスを実現するには?

「ワークライフバランス」という言葉はビジネスパーソンの間ではすでに一般的なものになったのではないでしょうか。

仕事一辺倒の人生ではなく、家庭や個人の時間とバランスを保って働くべきという考え方で、新しい働き方を考える上で重要な視点となっています。

特に女性のさらなる社会進出を促進する上で、女性社員のワークライフバランスというものも重要になってきます。女性により多様な働き方を提供する上で、会社側は何ができるのか―――いまからじっくり考えていきましょう。

 

女性のワークライフバランスとは

近年よく聞くこの用語は、辞書では以下のように解説されています。

ワークライフ‐バランス【work-life balance

やりがいのある仕事と充実した私生活を両立させるという考え方。仕事と生活の調和。企業はこの実現のために、フレックスタイム、育児・介護のための時短、在宅勤務、テレワークなどを導入している。WLB(goo辞書より)

高度成長期の日本は、会社にすべてを捧げるサラリーマンたちが多くいました。彼らの情熱によって、経済が牽引されてきた側面もあったのでしょう。しかし成熟期に入った日本では、必ずしも「モーレツ社員」がビジネスの主役とは言えなくなっています。昔と違って、「仕事量に比例して事業が成長する」という時代ではなくなったからです。

こうした時代背景にあわせ、日本人は少しずつ新たな働き方、新たなライフスタイルを求めるようになったのでしょう。仕事一筋の人生ではなく、仕事と私生活を上手く両立させたいと願う人が増えてきたのです。こうして日本でも、ワークライフバランスが重視されるようになりました。

特にワークライフバランスは、女性にとって重要な概念といえるでしょう。現状の世の中では、家事の負担が女性により大きくのしかかってくるのが現実です。さらに出産を考える場合は(産後の休暇もふくめ)仕事との折り合いがとても難しくなります。

これまでの日本社会では、女性が出産にともなって退職を余儀なくされることも珍しくありませんでした。よってキャリアを優先するために、出産をあきらめてきた女性も多くいたのです。

こんな状況が続くようでは、女性が働きやすい世の中は実現しません。

女性のワークライフバランスを実現することで、社会全体も女性の力を生かしていく―――そんな発想の転換が求められています。

 

女性のワークライフバランス向上のために男性ができること

女性のワークライフバランスを実現するには、男性の協力がもちろん欠かせません。

男性が協力できる局面は、大きく分けて以下の4つになるでしょう。

家事

これまでの社会では、家事の負担が女性に集中してきた現実があります。これらを男性(夫)と役割分担するだけで、女性の負担は大幅に軽減され、仕事との両立もしやすくなります。

育児

子供の面倒もまた、女性の役割だと見なされがちです。しかし(授乳などをのぞけば)男性でも担える作業がいくらでもあります。男性が積極的に育児に関わることが、女性の人生をより充実させることになるのです。

介護

親に介護が必要となった場合も、女性だけに負担がかかるようなことは避けるべきでしょう。腕力で勝る男性が、より主体的に取り組むべきテーマともいえます。

その他

たとえばPTAや町内会の集まりなど、社会生活に必要な事柄は多くあります。これらについても男女間で適切な役割分担がされるべきでしょう。

 

女性のワークライフバランスを重視している大企業の例

女性のワークライフバランスを実現するため、育児・介護休暇などを導入する企業が増えてきました。

その他にも、以下のような事例が注目されています。

サイボウズ株式会社……子連れ出勤制度

子供の預け先がなかったり、駄々をこねて手が離せない場合に、子連れ出勤をできるようにしました。これにより、緊急事態においても、女性社員が安心して出勤できるようになったのです。

株式会社CIJ……妊娠通院休暇

妊娠した女性社員に対し、必要に応じて有給休暇を取得できるようにしています。これによって、医療機関の受診も容易になります。

 

まとめ

以上見てきたように、女性のワークライフバランス実現のためには、「男性の理解」「会社の理解」の2つが欠かせません。ひいては社会全体の意識改革が求められているともいえるでしょう。