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ワークライフバランスの是正が難しいのはなぜか?経営者はどう対応するべき?

近年、テレビのニュースや新聞で「働き方改革」という言葉を頻繁に目にします。

ご存知の通り今の日本は少子高齢化が急激に進んでおり、このままでは今の経済を維持することができません。そこで内閣から提唱されたのが働き方改革。労働者の職業や性別に関係なく、誰もが活躍できる一億総活躍社会を目指すために掲げられたものです。

また、近頃はブラック企業問題を始めとした長時間労働が社会問題となっています。過労による死亡事故のニュースは皆さんにとっても記憶に新しいことでしょう。そんな状況の中、今の日本社会に求められているのがワークライフバランスの見直しです。

ワークライフバランスとは言葉の通り、仕事と私生活のバランスのこと。どちらか一方に偏り過ぎるのではなく、両方のバランスをとって人生をより豊かなものにしようという動きが見られます。しかしワークライフバランスの是正がすべての企業で順調に進んでいるかというとそうではありません。今回はワークライフバランスの問題が難しい理由とこの問題への対応策について説明します。

理解が難しいワークライフバランスの考え方

ワークライフバランスが難しいとされる理由として第一に、ワークライフバランスとは何かが正しく理解されていないことが挙げられます。ありがちな勘違いがワークライフバランスとは働き手のプライベートを充実させるためのものである、という考え。確かに一部の労働者には過剰ともいえる労働が要求され、私生活を十分満足させるだけの時間を確保できていない状況があります。ですがワークライフバランスはあくまで仕事と私生活のどちらも充実させようという取り組み。プライベートのみを優先させる考えではありません。単に残業を禁止するなどして労働時間を減らすだけでは意味がないのです。働き方を変えずに労働時間だけを減らしてしまうと当然これに比例して仕事量が減ります。その結果、これまで行ってきた業務を上手く回すことができず、経営が成り立たなくなる可能性すらあるのです。闇雲な労働時間の削減はワークライフバランスをライフ側に偏らせているだけ。これではワークライフバランスがとれているとは言えません。

ワークライフバランスを取るのが難しいのはなぜか

上記のようにワークライフバランスという言葉そのものが曲解されていることも理由の一つです。

もう一つの理由としては、時間さえかければ仕事は終わらせられるという考えが強く根付いていることが挙げられます。言うまでもありませんが、時間には限りがあります。たしかに時間さえかければ仕事は終わるでしょう。ですが仕事に時間をとられすぎると私生活を充実させられないのは当たり前。今まで通りの成果を出しながら労働時間を削るためには業務を効率化させていく必要があるのです。

たとえば、あなたの会社では無駄な残業を行う従業員がいないでしょうか? 定時で終わるだけの仕事しか抱えていないにも関わらず、上司がいるから帰れない、もしくは部下がいるから帰れないといった雰囲気が蔓延している会社は多いです。

他にも不要な会議を延々と行っていたり、不必要な資料を作るために時間を割いてはいないでしょうか。このような業務の中にある無駄を削ることで業務は効率化され、残った時間を有効に使えるようになります。

実践の難しいワークライフバランス是正にどう取り組むか

まずはワークとライフ、どちらか一方しか充実させることができないという思い込みを解消させる必要があります。

特に高度経済成長の時代に一生懸命働いた世代ほど仕事第一という考えが強いです。残業をしている人ほど頑張っていると評価される風潮は今の時代にそぐいません。仕事をしている時間が多い人が偉いのではなく、限られた時間の中で多くの仕事をこなす人こそが真に優秀であるという意識改革を行いましょう。作業を効率化し、素早く業務をこなすのは決して怠慢ではなく、むしろ称賛されるべき働きです。

個人ではなくチームとして仕事に取り組む意識も重要です。自分の仕事は早く終わりそうだけど、周りに合わせてダラダラを仕事をしている。そんな時間には何の意味もありません。チームとしての意識を芽生えさせることができれば相互のサポートを活発になり、自分の担当以外の業務についても理解を深めることができます。

理想的なワークライフバランスの実現を目指すにはとにもかくにも、まずは従業員全員の意識改革が必要なのです。