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有給休暇取得率を上げるための各社の取り組みを紹介!

なかなか社員が休んでくれない…と悩む人事の皆さま、ご一読ください。就職や転職の際にも、ひとつの目安として注目される有給休暇取得率。長時間労働の削減を目的として、社員が有給休暇を取りやすいような施策に取り組む企業が増えています。休暇を充実させ、仕事にも励む社員で社内を満たすための参考になれば幸いです。

 

有給休暇取得率を上げたユニークな制度

有給休暇取得を促進するユニークな制度で取得率を上げた2つの事例を紹介します。

アニバーサリー制度

結婚記念日、誕生日に有給休暇を使うことを推奨する制度です。企業によって記念日の定義はまちまちのようで、自分で自由に設定できるとしているところも多いです。アニバーサリー制度を活用した休暇に対して一時金を付与する企業も増えています。

リクルートエージェントでは連続4日間以上の有給取得には10万円の休暇手当が支給されます。3日以内の休暇では発生しない手当のため、有給休暇取得率を一気に上げた施策となっているようです。

アイデア休暇

本来、有給休暇は、社員の権利。理由があってもなくても取得することができるはずのものです。しかし、何か理由がなければ休みにくかったり、休もうと考えなかったりする社員は多いようです。

理由は事実でなくてもいいので、面白い理由で取得申請を受け付けている企業もあります。オリンピックに出るとか、3日間で100か国周遊など、職場の話題性を重視するもの。気楽に有給休暇を取れるようにするための計らいになっているようです。

 

ルールを作って有給休暇取得率をアップした制度

有給休暇の取得は個人の権利であり、自由なものですが、取得しにくさを排除するためにルール化している企業もあるようです。

プロジェクト休暇制度

プロジェクトごとに業務が進む企業は少なくありませんが、ひとつのプロジェクトが終わるたびに1日以上の有給取得が推奨されます。そのサイクルを組織全体に定着させることで、コンスタントに有給を消化させることに成功。スケジュールぎっしりの忙しい日々を終えてリフレッシュし、次のプロジェクトへの英気を養う時間として積極的に活用する社員が増えているようです。

計画的付与制度

有給休暇を取ることに慣れていない社員は、いつか取ろうと思っているうちに業務に追われて取得のタイミングを逃してしまったりするもの。年や年度のはじめなどに、会社内で一斉に有給休暇計画の提出を推進している企業もあります。

仕事より、休暇のほうを早く計画することのメリットは意外にたくさんあります。入念に下調べができたり、早割の活用ができたり。何よりも休暇計画に合わせた業務が可能になるため、休暇を取りそびれることもありません。

ただ、計画的付与という名の下、会社の方から強制的に取得させることはできませんのでご注意ください。

みんなで一斉取得

全社、もしくは部署を一斉に休暇にしてしまうことで半ば強制的に休ませるという企業もあります。強制的というと聞こえは悪いかもしれませんが、これならば、社員は職場にも取引先にも気を遣うことなく堂々と休めるはずです。事前にスケジュールされるものですから、プライベートの計画と合わせて考えることもできるでしょう。

 

有給休暇消化率100%は不可能ではない

お菓子の製造を行なう六花亭は、社員1,300名以上を抱える企業ですが、28年連続で全員が有給休暇を完全消化しています。

社員の業務を効率的にする設備投資を惜しまず、技術を向上させ高い成果を上げる社員をさまざまなタイトルで表彰するなど多角的な対策の波紋が有給取得にもつながっているようです。

社内で6名以上が集まる国内外旅行企画には、費用の70%が支給されるとのこと。大多数の社員がこの社内旅行制度を活用して有給を消化し、リフレッシュしているのだそうです。

 

まとめ

有給休暇は社員のワークライフバランスを支える貴重な機会。しっかり休めてこそ仕事の時間は充実し、発揮される能力があることを多くの企業が認識しています。

有給休暇の日数が付与されただけの絵に描いた餅になってしまっては、社員だけでなく企業にとっても損となる要素がたくさんあるのです。組織や管理職の積極的な働きかけとサポートが有給休暇消化率向上のカギとなっているようです。