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仕事のパフォーマンスに影響大?オフィスの温度問題

オフィスの気温管理は大きな問題

毎日の大半を過ごすオフィス。環境要因の一つに温度的にも身体が快適と感じる居心地のいい場所であることは重要ですよね。 あたたかすぎると眠りを誘発したり、ぼーっとして集中できなくなってしまいます。逆に、 寒すぎると風邪をひいたり、血流が滞って代謝が悪くなったり、体調を崩してしまいます。内勤ワーカーが増加し、一日中オフィスで過ごすということも多い現代では、オフィスが適温に設定されていることは業務にも大きな影響を及ぼすのです。

オフィスの気温を気にしている人はどれくらいいるの?

ダイキン「第7回 現代人の空気感調査」では、 “真夏のオフィスの空気環境で気になること”の項目で以下の通りの調査結果が出ています。

1位:「場所(席)によって室温にムラがある」(67.0%)

2位:「冷房の設定温度が低すぎる」(51.3%)

3位:「空気が乾燥している」(43.0%)

参考:http://www.daikin.co.jp/air/knowledge/library/vol07/index.html?ID=air_knowledge_library

オフィスの気温に関する困ったあるある

オフィスの気温について不快な思いをされた方は多いのではないでしょうか?オフィスの気温に関する困ったあるあるを書き出してみました。

夏編

  • 冷房の効きすぎで身体が冷える
  • エアコンの風が直撃して寒い
  • 外から帰ってきた時の気温差で夏バテする
  • 外から帰ってきた直後は涼しいけどすぐに寒くなるので上着を常備している
  • エアコンの温度設定競争になる
  • 暑い人がパタパタとあおぐうちわの音が気になる
  • 扇風機の音が気になる
  • 汗が気になる
  • 汗をかいた人があおぐうちわの風が直撃するのが気になる

冬編

  • とにかく寒い。窓側の席が寒い。
  • 壁際も寒い。
  • 人が少ないと寒い。
  • エアコンの温度設定競争になる
  • 風邪予防のついでに寒さ対策としてオフィス内でもマスクをつけている
  • オフィス内でもマフラーを巻いている人がいる
  • 寒いと思った1時間後に暑いと思う
  • 部屋があたたまりすぎてぼーっとしてくる
  • ぼーっとしてくるので身体を冷やそうと思ってアイスを食べてしまう

快適なオフィスの気温の基準値は?

オフィスの気温は法律で決められている?

オフィスを快適な気温にしなくてはならないことはわかりましたが、では一体オフィスの気温は何度に設定すればいいのでしょうか。
実は、労働安全衛生法の事務所衛生基準規則第5条3項に、

「事業者は、空気調和設備を設けている場合は、室の気温が17度以上28度以下及び相対湿度が40%以上70%以下になるように努めなければならない」

と記載があるのです。日本のオフィスではこの基準の中で快適な気温を見つけ出す必要があります。

今のオフィスの気温を調べてみよう

では、自分のオフィスの気温はきちんと基準に沿っているでしょうか?まずは現状を知るところから始めましょう。エアコンの温度設定ではなく、実際に室温が適温になっているかどうか、温度計をオフィス内の各所において確認してみましょう。 気温を見える化することで、どこが寒くてどこが暑いか、またその原因を推測することが可能です。 原因を推測することができれば、その原因に対する対策も考えることができます。

オフィスの気温を変化させている原因は?

いくらエアコンで温度を設定しても、オフィスの気温は様々な影響を受けて変化してしまいます。オフィスの中では様々なものが要因となり気温の変化をもたらしていますので、 それぞれの原因を特定し、特定したらそれについてしっかりと対策をしていくことが大切です。

照明

仕事をする上で明るい照明は必要ですが、熱を発している照明は要注意です。特に白熱灯や蛍光灯は発する熱量が多いので気をつけましょう。

パソコンやプリンター

オフィスの中にどうしても置かなければならないパソコンやプリンターからも、たくさんの熱が放出されています。特にプリンターの近くは熱くなりやすく、たくさんの人が行き交いますのでよりたくさんの人が暑さを感じることでしょう。

ドアや窓の開け閉め

外出する方が多いオフィスではドアの開け閉めが激しく行われますので、そのたびに外気温と内気温が一気に混ざり合って気温が変化します。外気と直接触れないオフィスでも、お手洗いや給湯室への移動などで執務室のドアを開けて出入りすることで執務室の温度は大幅に変化します。特にドア付近の席は気温が変化しやすいです。

人の多さ

外出する方が多いオフィスでは、執務室内に人が多いときと少ないときがあると思います。人からも熱が発されていますので、執務室内にいる人数でもオフィスの気温が変わってきます。

快適なオフィスの気温を保つには?

オフィスの気温を変化させている原因を特定したら、それぞれにあった対策をしていきましょう。

熱源の影響を少なくする

例えば仕事に使用しない冷蔵庫、ポット、コーヒーマシンなどの家電については別の部屋に移動させたり、プリンターもデスクから離れた場所に設置して影響を受けないようにします。

照明をLEDに変える

白熱灯や蛍光灯よりも発する熱量が少ないので気温が上がりにくいです。

ブラインドやカーテンをつける

直射日光が差し込む場所があれば、ブラインドやカーテンをつけて急激な気温の上昇を防止しましょう。

エアコン吹き出し口に取り付けるファンをつける

エアコンの風を部屋に均一に循環させるために回転式のファンなどを取り付ける方法もあります。冷房の風が直撃して寒い場合は風向きをコントロールする羽を取り付けましょう。

ドアや窓を開けて換気する

暖房や冷房を使用していると、だんだん空気が淀んできたような気分になりますし、あたため続けるまたは冷やし続けると気温はどんどんどちらかに偏ってしまいます。たまに換気をすることによって空気を循環させ、極端な暑くなりすぎ・寒くなりすぎを防止しましょう。

時間によって微調整

朝と夜はすずしく昼間はあたたかい場合、オフィスの気温もそれにあわせて調節しましょう。もしかしたら昼間はエアコンをつけなくてもいいかもしれないのに、朝から晩までずっと同じ設定気温でエアコンをつけておくのはもったいないですね。

あたたかい部屋と涼しい部屋にわける

人によって感じ方は様々なので、思い切ってそれぞれの人にぴったりの部屋を作ってしまうのはいかがでしょうか。自分であたたかい部屋か涼しい部屋か選べる状態になっていれば、全員の意見を一致させる必要がありませんので便利です。

全員が快適と感じるオフィスの気温管理方法とは?

オフィスの各所で気温を変化させている原因を一つずつ解決していけば、オフィスの気温のムラを解消することが出来るかもしれませんが、 同じ環境にいても「寒い」と感じる人と「暑い」と感じる人がいることは事実です。 たくさんの人が過ごすオフィスという環境では、全員がちょうどよいと感じる空間を作ることは至難の業かもしれません。

そのため、インテリアや内装以外でコントロールして解決する方法も知っておきましょう。

衣服を調整

寒いと感じる人はストールを巻いたり、暑いと感じる人は冷却素材の下着にするなど、自分で気温の感じ方を調整することはできますよね。相手への思いやりを忘れずに、まずは自分で工夫してみてください。

卓上扇風機

周りのみんなはそうでもないみたいだけど、自分だけ暑い…。そんな人は卓上扇風機で自分だけ涼しい風が届くようにしましょう。くれぐれも他の人に迷惑がないように気をつけましょう。

ひざかけ

下半身が寒いと全身寒いように感じるので、ブランケットなどをかけて適宜調整しましょう。最近はちょうどよいサイズのブランケットが様々なデザインで販売されています。

席を移動してみる

席を移動すれば自分にとって快適な気温の席が見つかるかもしれません。たまに席替えをしてみるのもいいですね。

身体を動かす

身体を動かして代謝をあげれば体温が上がります。寒い人は積極的に身体を動かして身体の中からあたたまりましょう。

 

職場環境見直しの際に考えたい視点とは?

業務環境の充実

職場環境を見直す際に、従業員の一日の行動を基準にオフィス環境を検討したいものです。内勤者だけのオフィスであれば、上記に述べたような一日中快適に過ごせる温度設定を心がければ問題ないのですが、営業や外注の方が頻繁に屋外とオフィスを行き来する前提のオフィスであれば留意する点が異なってきます。外勤が戻ってくる部屋を別に設け、その部屋の温度は外気温を中心に考えて設定するとよいかもしれません。また、温度環境の話とは異なりますが、業務環境を整えるという意味では、リフレッシュスペースやスタンディングスペースの設置も内勤者と外勤者を結ぶ意味では有効です。静まり返ったオフィスに外勤から戻ってくると居心地の悪さを感じるものです。その際にも一時帰社スペースの位置づけがあると、従業員の精神的な環境の整備に加え、セキュリティの面でも安心ですね。オフィス環境を整備する際には、コピー機やFAX等、頻繁に使う機器との行き来が自由にできるかどうかの具体的な導線も併せて考えることもおすすめします。

身体的な快適性

身体的なことでいうと上で述べたような温度管理や採光などが関わってきます。ビルが乱立する場所でのオフィス勤務は最も多い事例ですので、光を程よくオフィスに取り入れ、オフィス観葉植物で緑を上手に取り入れながら、自然を感じる空間で業務を行えると内勤ワーカーにも快適ですね。あと一点、音の管理も重要です。電話でのやり取りが頻繁に行われるオフィスでは音楽を鳴らすと逆に騒々しく感じ、業務に集中できないこともあるでしょう。逆に静かな空間では心地良く感じる程度の音楽をかけておくのは精神的にも落ち着いて業務に集中できるようです。接客する機会の多いオフィスでは会社のイメージにあった音楽をかけておくことはブランディングにもつながります。業務の内容やオフィスの状況を考慮して、自社に合った快適性を考えるのもよいですね。

コミュニケーション動線の設計

コミュニケーションの活性化を促すためにフリーアドレス性を取り入れている会社も増えてきましたが、要はじっと同じ場所だけで同じ隣人と同じ話をするのではなく、他チーム、他部署との様々な立場からの見解を取り入れながら、俯瞰的に会社を見て発信していく力を個々が持ってほしい、コミュニケーションを活性化させることが会社としても業務活性化につながるという期待が込められているのです。オフィス環境を改善する機会があれば、その時がコミュニケーション導線を改善する良いチャンスです。フリーアドレス性が難しくても、他の島との行き来がスムーズになるように設計する、例えばコピー機の近くで必ず会話が生まれるようなスペースを設けたり、全く違う業務を行っている部署同志を近くに配置する、チームを横並びにして向かい合わせ列には違う部署を配置するなど、工夫の仕方で新たなコミュニケーションが生まれます。もちろん、リフレッシュスペースの配置なども有効ですので、その場所自体をどこに設置するかもオフィスでのコミュニケーション活動がどう活性するかにつながってきますね。

まとめ

オフィスでの気温をポイントにまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?重要なのは、現状の気温をはじめてとして従業員にとって快適に過ごせるオフィスになっているか、一度、オフィスを新たな目で見直ししてみることかもしれません。環境要因は様々ですが、気温一つもコミュニケーションが活性化された組織では譲り合いの精神が生まれ、上手に快適な温度を取り入れることができるかもしれません。体調や体形や状況が違うオフィス全員が快適に過ごせるベストアンサーは難しいかもしれませんが、快適にすごすためのコツやヒントをみんなで考えあうことも大切ですね。参考になさってみてください。

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