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全部社員任せはNG!人事部が知っておくべきOB訪問への対応方法のイロハ

社会人になると就活生からOB訪問の依頼を受けることがあります。企業としては重要な採用候補との接点の一つにもなるでしょう。そんな位置付けのOB訪問ですが、どういった対応をすべきかという点を、きちんと社員に伝えているでしょうか。

各社員の自由に対応をさせてしまうと、人事部、もしくは会社としての採用方針とずれてしまう恐れがあります。そのため、正しく候補の学生にアプローチするためにも、会社としてのスタンスなどをまとめ、きちんと周知しておくべきでしょう。

OB訪問とは?

OB訪問とは、就活生が興味のある業界や企業で働いている先輩を訪ね、実際の仕事内容、社内の雰囲気などを知り、業界・企業研究を行うことを言います。就活生にとって、就活は「志望企業に応募して選考を受ける」ということが基本になりますが、その前段階の業界・企業研究は、就職を成功につなげる重要なステップとなります。その手段のひとつがOB訪問です。

OB訪問で意識すべきことは?

まずはOB訪問がどんな目的で行われるものかを正しく把握し、その目的に沿う対応をしていくことが求められます。単なるおしゃべりの時間となっては、就活生にとって実りのある時間となりません。OB訪問を受ける側が意識すべき3つのポイントをご紹介します。

企業の魅力を伝えよう

就活生は、興味のある企業についてできるだけ詳しい情報を得たいと思っています。公開された情報だけでは把握できない疑問や質問をOB訪問によって解決することが就活生の目的です。OBとしての自分も含めた企業側の視点では、企業の魅力を伝えるチャンスでもあります。きちんと会社としてのアピールポイントを人事から伝えておく必要があります。

幅広い業務内容を把握しておこう

就活生のほとんどが応募する職種について未経験です。就職活動を行なっていても、なかなか働くというイメージが湧かないというのが実際のところ。やりたい!と思っていたとしても憧れの範囲であることも多く、現実的な業務の理解が不足しています。実際にその企業でその業務を行なっている先輩に聞いてみることで、就活生が現実的なイメージを持つこともOB訪問の目的です。

そんな中、就活生がOB訪問を依頼した先輩がその職種かどうかは確証がありません。自分は営業じゃないから営業のことは全くわからないなぁ、、という回答では、そのOB訪問自体が無駄になってしまいますし、会社としての印象もよくありません。

人事の役割としては、採用のためのページを用意し、きちんと職種別の説明が書かれているような状態にしておきましょう。

就活生のモチベーションを上げる力になろう

OB訪問は、就活生が自分と企業や職種がマッチしているかを確認する機会になります。先輩からの詳細の話を聞きながら「自分に合った職業なのか」という点を見極めていきます。就活生は「自分はこの企業に入りたいか」、実際に働くOBの話や雰囲気を見ながら自分の気持ちを確かめていくことになります。要は、就活生のモチベーションが湧くかどうかという点がポイントになってくるでしょう。

そのために、というわけでもないですが、普段から従業員の満足度については向上していくようにしていく必要がありそうですね。

OB訪問での心構え

OB訪問の依頼を受けて食事会や面談に行くと、学生たちから様々な質問を受けることになります。社会人である就活の先輩として、どのような心構えで臨めば良いのでしょうか?

学生にとってあなたは企業の代表者!

OB訪問において、就活生はOB訪問を依頼した先輩を通して企業を見ることになります。そのため、受け手の対応が企業のイメージを作ることになるのです。特別に飾り立てたり、見栄を張ったりする必要はありませんが、受け手の態度の鏡が相手だと思うことが大切です。これはOB訪問に限ったことではなく面談の基本となります。せっかく企業の代表として後輩とお話するのですから、貴重な時間を有意義に終えるように心がけなければなりません。

人事担当者としては、OB訪問を受ける社員全員に自社についてどう伝えたいのか、事前に共有しておくことが必要となりそうです。

固くなりすぎなくて大丈夫!

OB・OG訪問は面接ではありませんので、受ける側が気負うことはありません。あまりにも堅苦しく接すると、相手も固くなってしまいます。学生も緊張して臨んでいるので、先輩として場をほぐすことも必要です。固くなりすぎず自然体で会話することで、相手が本当に聞きたい情報を質問しやすくなります。

日常生活内での社内のコミュニケーションを活性化することにより、慣れない学生と話す際も自然な雰囲気を作り出すことができ、学生の緊張もほぐすことができるかもしれません。

OB訪問で就活生が聞きたいことはどんなこと?

OB訪問された社員があたふたして正しい情報を伝えられないということにならないように、採用ページのFAQなどで、想定問答を作っておくと良いかもしれません。

そして、採用活動が本格化する前に、こういったページをきちんと社員に周知し、企業として発信して欲しい情報もきちんと盛り込んだOB訪問になるように準備してあげることで会社として希望に近い社員を採用することにつながります。

よくある質問をいくつか挙げてみましょう。
 

・具体的な業務の内容、一日の流れなど

・どんなキャリアステップがあるか、評価制度の内容など

・その企業の応募者として内定を取るためのポイント(重視される点や内定者の特徴など)

・面接では聞きにくい内容の質問(残業や休暇取得の状況、大変なことなど)

・ほかの企業や職種との違い

・OB自身のことについて(志望動機、やりがい、プライベートの充実度など)

不慣れな就活生への最大限のサポートを

社会人経験もなく、職種の経験もない就活生にとって、実は何を聞けば役に立つのかが分からないという人も多いです。それでも、何とか詳しい情報を得て、徐々にイメージを持ってその先の判断や決断につなげようと一生懸命でしょう。

就活段階で知っておいたほうがいいと思われることは、質問されなくても、就活生の理解度や話の流れに合わせながら伝えるよう、社員へも周知をしていきましょう。

役立つ情報提供をして就活生をサポートしよう!

OBとしての役目は、就活生自身と企業にとって良いマッチングかどうかを確かめるための情報提供をすることです。自分が伝える内容が就活生の決断を左右する可能性もあります。企業の看板を背負っているという責任も持った上で、助けになる情報を提供していくことが大切です。

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