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日本はハイコンテクスト文化?コミュニケーション向上に必要な意識変革

コミュニケーションスタイルを示す用語としてコンテクストという言葉があります。このコンテクストに関する意識は、グローバル化や職場の多様化が進むほどに役立つものです。ここでは、コンテクストの意味や世界のビジネスコミュニケーションの風潮についてご紹介していきます。

コンテクストについて理解しよう

コンテクストという言葉だけでは、何のことかわからないという方も多いでしょう。まずはコンテクストとは何か、またコミュニケーションの分野で言われるハイコンテクストとローコンテクストについてご説明します。

コンテクストとは?

コンテクストとは、コミュニケーションを取る際の共通認識のことをいいます。共通認識があることをどれくらい感じているかは、文化や歴史、生活上のコミュニケーションの習慣が大きく影響していると言われています。たとえば欧米人と日本人ではコミュニケーションの取り方に差がありますよね。これはコンテクストの違いから生じる差です。

ハイコンテクスト文化

ハイコンテクストとは、コミュニケーションの中で言葉や表情に出さなくても共通認識があるコミュニケーションが取りやすい文化のことをいいます。日本に「あ、うんの呼吸」や「慮る」というコミュニケーションが成り立つのはハイコンテクストの証です。

共通認識は、共通の常識、共通の考え方などと言い換えることができるでしょう。同じ境遇を経験していると同じような価値観や意見を持ちやすくなります。日本は他の文化との接点が極端に少なかった島国であるため、皆が同じ文化を共有しています。日本ではハイコンテクストなコミュニケーションが習慣化しているのです。

ローコンテクスト文化

ローコンテクストとは、話し手の言葉ありきのコミュニケーションといえます。言葉にしたことがそのまま伝わり物事が進んでいく文化です。主に、ヨーロッパなどには、このローコンテクストでコミュニケーションを取る文化があるといわれています。ローコンテクスト文化ではシンプルで率直な言葉のやり取りが行われます。言葉にしないと伝わらないため、内に秘めた感覚が通じにくいことも特徴的です。

世界はローコンテクスト寄りの風潮

ハイコンテクストとローコンテクストはコミュニケーションの個性であり、それぞれに優劣はありません。しかしグローバルにビジネスを進めようとする場合には、このコンテクストの在り方に意識を向ける必要がありそうです。

世界は多様!ローコンテクストが好まれる

日本人の個性もさまざまですが、世界規模で人の個性やコミュニケーションの取り方を見ると多様性に富んでいることがわかります。このような多様な文化の人たちとともに仕事を進めるときは、共通認識がないことがほとんどです。相手の受け止め方に暗黙の期待を寄せることは出来なくなります。伝えたいことは言葉で表現することが大切なのです。

日本人同士にも必須!

コンテクストは生活やコミュニケーション習慣で変化するものです。そのため日本人同士のコミュニケーションでもコンテクストを意識する必要性があります。たとえば40代と10代では生まれ育った環境が大きく異なります。さらに価値観も大きく違うでしょう。そういった時代には、相手のコンテクストを意識したコミュニケーションが求められているのです。

コンテクストについて役立つ本

コンテクストの違いの存在を知り、どのようなコミュニケーションが必要とされているのかを知ることに役立つ本として各国の文化の特色について書かれた「異文化理解力」エリン・メイヤー (著)がオススメです。千差万別の個性をどう理解して、どう対処していくかを知る手がかりになるでしょう。

異文化を理解することに慣れていないといわれる日本人は、まず、価値観やコミュニケーション手法の「違いの存在」に気付くことが先決です。日本人同士のコミュニケーションでもきっと役立つ視点を学ぶことができます。

まとめ

日本企業のグローバル化やダイバーシティ化が進むにつれ、個々の社員にはローコンテクストなコミュニケーションが求められています。ローコンテクストなコミュニケーションはコミュニケーションコストの削減、認識のずれによるトラブル回避にも有効です。社内で意識してみてはいかがでしょう。